あなたは現場の人間をネジだと仰いましたね。
確かに一つ一つのネジは小さく非力ですが、
間違った力に対して精一杯、命懸けで抵抗します。
by半沢直樹
半沢直樹の第七話の名言です。
昨日の半沢直樹の第七話、話題に出来そうなワードが多すぎて、面白かったです。
ただ、それぞれ単発的な爆発力はありながらも、私が名言と思ったのはこの言葉です。
記事タイトルは冒頭のみを書きました。
下記にそのシーンのセリフを記載します。
あなたは現場の人間をネジだと仰いましたね。
確かに一つ一つのネジは小さく非力ですが、間違った力に対して精一杯、命懸けで抵抗します。
問題はあなたがその抵抗を感じられなかったことです。
ネジにもそれぞれ役割があり、巨大旅客機に使用されるネジは200万個以上です。
その一つでも欠ければ、飛行機は飛びません。
あなたから見れば、我々銀行員はしがない、ちっぽけな存在かもしれませんが、与えられた使命は全力で果たします。
あなたは総理の椅子だけを見て、足元のネジを軽んじた。
これはその結果です。
このシーンが良かったのは、最初の大東京銀行の回答から、でしたね。
帝国航空へ融資している銀行に対して、政府は債権放棄を要求してくるのですが、融資額の低い銀行から、この債権放棄の要求に対する回答をしてシーンです。
そして前述の大東京銀行の回答が要求を呑むか呑まないかではなく「主力及び、準主力銀行の決定に従わせていただきます!」という、せめてもの抵抗、このせめてもの抵抗感の演技がまた良かったですね、個人的には第七話の中でも光ったシーンでした。
このシーンで、いつもは競合として争い合う各銀行が握手をしているシーンを見て、何だかジーンとくるものがありました。
仕事をしていますと、どうしても競合、ライバル会社は付き物です。
仕事を取った取られたを繰り返します。
競合より価格を下げて仕事を取ったり、反対に下げられて取られたり、品質の良いものを提供して仕事を取ったり、はたまた良いものを提供されて取られたり、そんな競合同士が互いに握手をするシーンが印象的でした。
本日、紹介した名言ももちろん良かったです。
この名言は、下記の白井大臣のセリフから始まっています(シーンは第七話の前半でした)。
自惚れが過ぎませんか。
この私がわざわざあなた一人の為にそんなことをするわけないでしょ。
いいですか、半沢さん。
あなたは、しがない銀行員、そして私は、国交大臣ですよ。
飛行機を飛ばすことと同じです、全ての物事は機長であるリーダーが取り決める。
現場はネジと同じ、その指示に忠実に従えばいい。
この言葉に返す形で、「現場はネジ」と同様の文言を使って反論をしたのでした。
実社会でも、確かに現場はネジで小さく非力な存在かもしれません、ネジひとつで出来ることはしれています。
でも、そのネジは、出来ることはたかがしれているかもしれませんが、ネジにはネジの役割があります。
小さく非力なネジですが、だからといってネジは軽んじても良いものではありません。
私は現場を取りまとめる仕事をしているので、この名言は心に響くものがありました。
それにしましても、他のシーン、ちょっと所々のセリフが盛りすぎですよね。
半沢の「おねがいしまぁぁぁぁぁぁぁす」に始まり、大和田の「です!ですです!death!」「さぁ、さぁ、さぁ、さぁ、さささささささ、どっちだ!」と、話題が付きません。
そして、元部下の森山の「感謝と恩返し」、この名言、また出てきましたね(詳細は下記の第三話の名言紹介をお読みいただけたらと思います)。
次週も楽しみな第七話でした。
個人的なことを申せば、この半沢直樹の名言紹介も少し大変だなと思うときがありますが、一度決めたことですので、最終話まで続けます、宜しくお付き合いただければと思います。
下記が今まで私のブログで紹介した半沢直樹の名言まとめ記事です。(2020年9月28日追記)
宜しければ是非そちらもご覧ください。
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半沢直樹の小説もドラマ人気に支えられ、好評のようです。
当初は文春文庫で、そしてその後、講談社文庫でも刊行されたようです。
文春文庫はこちら↓
講談社文庫はこちら↓
表紙のデザインが違いますね、好みの分かれるところかもしれません。
2020年9月17日に刊行された半沢直樹の最新版がこちらです(冒頭の試し読みもできるるそうです)↓
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