巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如かず。
by謝枋得【しゃぼうとく】(中国南宋の政治家)
中国南宋の政治家である謝枋得が自著である「文章模範」の中に記した名言です。
直訳すれば下記のような意味となります。
出来は良いけれど完成に時間がかかるものは、
多少拙くても迅速に出来上がるものには及ばない、といった意味の表現。
「巧遅拙速」とも表現される。
引用:weblio辞書
このような名言は端的に解釈しすぎても問題があります。
遅いのは最悪、早ければ何でも良い。
とにかく早くやれと、ミスがあってもいいから早くやれと。
ここまで端的な意味として捉えてしまったはダメです。
しかし、少し表現を変えて、出来が良くても遅いければ意味が無い、それよりかは少し出来に不安があっても早い方が良いと捉えると理解しやすいかもしれません。
facbookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏の名言にも似たようなものがあります。
私は、出来の良い悪いは才能の差もある、でも早い遅いは努力の差で詰められる、とも考えています。
それに、遅いとやはりその内容に着目してしまいます。
あれだけ時間が掛かったんだから、と、果たしてどんな内容になっているのだろうと。
時折、何でこんな回答に3日間もかけたんだと、これならその日のうちに回答できただろうと。
しかし、早い回答であれば内容を見る前にまず「もう返事をくれた」という気持ちも生まれます。
それに、これは仕事の話になりますが、遅いけど仕事が出来る人という人には会ったことがありません。
返事は遅いけど、それを凌駕する内容の返事や回答を貰ったことがありません。
反対に、仕事が早く且つ内容にも満足するものは案外多いです。
おそらくそれは「早い」という時点である程度内容に対するハードルが下がっているからですね。
巧遅(こうち)は拙速(せっそく)に如かず、心に留めておきたい名言です。
おはようございます。
本日から10月ですね。
毎度のことながら日々が過ぎ去るのが早くて驚いています。
現在のインドネシアのコロナの状況は、ワクチン接種者は行動にほとんど制限の無い状態まで来ています。
ワクチン証明書(アプリ)が水戸黄門の印籠のようですね。
私はと言えば、日本への本帰国が決まったので、こちらでの接種は控えることにしました。
赴任期間が続くようであれば、従業員と一緒にシノバックのワクチンをうつ予定でしたが、本帰国且つ日本へ帰ってもいつでもインドネシアへ出張で来られるようにという点で日本での接種を決めました。
もちろん、先々の規制や入国に関するルールなどはわかりません。
ただおそらく、ワクチン接種者は入国後の隔離期間が緩和されます。
現状、インドネシアに関わらず海外出張の妨げになっているのが、日本入国後の2週間の自主隔離です。
この自主隔離緩和の条件がワクチン接種となると、インドネシアでシノバックを摂取しても有効な証明ならないのではないかというのが私の考えです。
もちろん、どうなるかはわかりませんが、簡単に言えば、日本でワクチンを打てば、当然それが日本国内でのワクチン接種証明としては有効になりますので、日本での接種を決めました。
シノバックは日本では使用されていないのですが、うちの従業員は100%シノバックです。
インドネシアは、ワクチン接種していない人は働けません、出社禁止。
言うなれば、ワクチン接種を拒否する従業員はクビってことです。
残酷です。
日本ではシノバックであまり良い話が無いと思いますが、従業員たちから接種後の副反応はほとんど聞きません。
効果があるのかどうか果たしてわかりませんが、インドネシアのコロナ感染の今の落ち着き具合は、ワクチンの接種が進んだという点ぐらいしか今までと違いはありませんので、効果もあるのかもしれません。
でも、シノバック、俺だったら怖くて打たないよ、という意見もあるかと思います。
私も日本に住んでいたらそう思ったはずです。
でも考えてみてください。
自分の部下たちが皆シノバックを接種して働いているのに、俺は怖いから打たないよ、でもお前らは打てよ、なんて口に出来るわけがありません。
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