はっとさせられる言葉たち

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リスクを冒して失敗したらオレは怒るぞと。だからリスクなんですよ、怒られるからリスク。「リスクを冒して失敗しても褒めよう」なんてそれはリスクじゃなくなるんですよ、それは。

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リスクを冒して失敗したらオレは怒るぞと。

だからリスクなんですよ、怒られるからリスク。

「リスクを冒して失敗しても褒めよう」なんてそれはリスクじゃなくなるんですよ。

by岡田武史(元サッカー選手・指導者)

 

   

元日本代表監督も務められた岡田武史さんの名言です。

この名言、少しはっとさせられました。

下記の名言の意味と逆の意味かもしれませんね。

少し表現は異なりますが、上記のマーク・ザッカーバーグ氏の名言では、失敗する自由が偉大な成功につながると言っています。

失敗するかもしれない=リスクですよね。

少し拡大解釈をすれば、リスクを冒せる自由が成功に繋がると、マーク・ザッカーバーグ氏の名言は捉えられます。

でも、リスクを冒せる自由があれば、それはもはやリスクでは無くなる。

やはり、リスクというのは大事な何かを失う可能性やそれこそ怒られたりする可能性がってこそのリスクと言えるのではないでしょうか。

岡田武史さんの名言も確かに的を得ていると思います。

失敗してもいいやって思って挑戦するのと、失敗できないと思って挑戦するのでは、結果が変わる可能性も大いにありえます。

どちらが良いか、それは失敗できないと思って挑戦することですよね。

リスクだと認識したうえで、精一杯挑戦する、その方が結果は良いはずです。

でも、リスクを恐れて挑戦しなければ何も生まれないということも事実。

皆が皆、リスクを恐れて挑戦しないよりは、リスクがもはやリスクでは無くなっても挑戦した方が組織としては良いように思いますね。

こう書きますと、岡田武史さんの名言に反論するように聞こえるでしょうが、反論ではありません。

ただ、どちらが良いかと聞かれれば、やはり真剣度合いは下がっても、挑戦させた方が組織としては良い方向に働くと思います。

でも、そもそも、岡田武史さんの名言とマーク・ザッカーバーグ氏の名言を並べて考えることが間違っているのかもしれません。

マーク・ザッカーバーグ氏は、偉大な成功は失敗する自由から生まれる、と言っていますが、これは、失敗する自由を認める組織風土もそうですが、社員一人の失敗ぐらいは会社の体制上は影響無いよという土台作りにも関係してきます。

そういう意味ではマーク・ザッカーバーグ氏は、社員が何かに挑戦して失敗しても、びくともしない土台を作ったから言えることでもあると思います。

一方、サッカーはどうでしょうか。

いざキックオフして0-0で始まれば、土台も何もあったものじゃありません。

例えばワールドカップ、負けても良いから挑戦しろ、なんて言えませんよね。

試合に負けても、挑戦したから良し、では済みません。

だからこそ、リスクはリスクとして有り続けながら、そのリスクの可能性を考えながら挑戦する選手が重宝されるのだと思います。

本日の名言、最初はマーク・ザッカーバーグ氏の名言と並べたら面白いだろうなと思っていたのですが、結果として、全く違う結論に行きつきました。

たまにはこういうことがあっても良いですよね。

 

 

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