責任を持たせ、
信頼していることを知らせることほど人の手助けとなることはないものだ。
byブッカー・T・ワシントン(教育者・作家)
ブッカー・T・ワシントン氏の名言です。
1856年、ブッカー・T・ワシントン氏は奴隷制度が続いていたアメリカで生まれたアフリカ系アメリカ人です。
南北戦争後の奴隷解放宣言を機に、学校に通い、その後、教育者としてだけでなく、政治活動も行い、黒人の地位向上に努めた人物です。
本日の名言はそんなブッカー・T・ワシントン氏の名言です。
このような名言を聞くと、私はやっぱり仕事のことを考えてしまいます。
責任を持たせ、信頼していると知らせてくれる、これは、上司として部下に接するときの教訓ではないでしょうか。
部下は上司に信頼されてると思うだけで仕事への意欲が高まります。
もちろん、それだけではないのですが、信頼されていると思うことは何よりにも代えがたいというケースは多々あると思います。
他方、上司が自分のことを信用してくれていないと思うと仕事への意欲は低下します。
どんなに仕事の出来る上司の下についても、自分の事を全く信頼してくれていないと思えば、意欲は下がるはずです。
上司は言うなれば管理職、仕事内容は多岐に渡りますが、上司の一番の仕事は部下の育成です。
そして部下が仕事がしやすいと思える環境づくりも上司が取り組みべき仕事だと思います。
以前に「初めてリーダーになった人へ。」という名言の中で上司のすべき仕事について自分なりに書きました。
上記の記事で書きましたが、部や課をまとめる管理職がいくら自分の成績にこだわっても、全体としての成果はほとんど期待できないんですよね。
でも、会社という組織の中で上司や管理職になるタイプはどうしても自分の成果のみにこだわる人が多いのは事実です。
なぜなら、昇進した理由が、個人の営業成績が良かったからという理由が多いから。
どういうところで昇進させるかさせないかを考えたとき、どうしてもその人営業成績に目が行くのはわからなくもありません。
でも上司として期待される仕事は、個人での営業成績ではありません。
逆に、個人の営業成績は良くなくても、上司や管理職として優れるというタイプの人も存在します。
でも、そういうタイプの人はあまり昇進できません。
いろいろと若手のサポートをしてくれる人や調整役に回る人が昇進するケースはそれほど多くありません。
やはり、個人の営業成績ありき、です。
私の会社の昇進制度も例に漏れずこんな感で、管理職は、営業第一で売上や粗利(利益ではなくあくまで粗利)の事しか頭にない人が多いです。
個人での営業成績もよく、管理能力も高い、そういう人は稀ですね。
ただ管理能力だけひたすら高くても個人の営業成績が良くなければ、下に付く人もそれはそれで思うところが出てくるかもしれません。
簡単そうで難しい問題なのかもしれませんが、やっぱりまずは個人の営業成績で決めるしかないんですかね、多くの会社は。
どなたか良い案をお持ちでしたら是非教えていただきたいです。
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