失敗の責任は主君に、
成功の功績は家臣に。
by曹操(三国志・魏の初代皇帝)
本日は三国志の曹操の名言です。
三国志は好きですか?
日本の戦国時代とともに中国の三国志も人気がありますよね。
三国志は、大きく分けて「三国志」と「三国志演義」があり、三国志が正史(歴史書)、そして三国志演義が正史をベースにした小説と言われます。
蜀を建国した劉備、そして義兄弟の関羽や張飛が大国である魏と戦うという構図は小説の三国志演義の構図ですね。
曹操が悪者チックに書かれるのもこの三国志演義からの影響が強いです。
とはいえ、正史である三国志の方も、時代の勝者である魏という王朝の元で書かれていますので、正史だから全て正しいのかというとなんとも言えないんですね。
三国志演義は確かに小説、創作物ではありますが、ベースは三国志、そこに講談や民間伝承をうまく散りばめて書かれていますので、どちらがどうというのは何とも言えない。
これに関して後世の私たちは、戦国時代の話と一緒の感覚で、この人物はああだったんじゃないか、実はこう考えていたんじゃないかと思いを巡らせるのが一番の醍醐味だと思います。
三国志は戦国時代と同様に国同士が戦う話で、戦略だったり、武将と武将との掛け合いなど、面白いと感じるところは共通です。
ただ、日本人とは違う感覚のやり取りや戦いのスケールの大きさは三国志ならでは。
登場人物の多さについていけないところもありますが、私は三国志も好きですね。
そしてなにより驚くのが、この三国時代は、日本では邪馬台国の時代前後ということ。
中国と日本の当時の文明の違いに唖然としますよね。
さて、三国志の話でだいぶ余談が過ぎました。
本日の名言は、三国志の魏の初代皇帝である曹操の名言です。
失敗の責任は主君に、成功の功績は家臣に。
曹操は数多くの名言を残していますが、この名言はその中でも代表的なものです。
曹操が生きた時代は今から約1800年前、やっぱり人、社会って変わらないんだなと思ってしまいます。
三国志演義の影響で、劉備=正義、曹操=悪、と捉えられがちで、人徳の劉備という感じもあり、あたかも曹操には人望が無いように思われますが、曹操が時代の勝者になれたのは、有望な人材が曹操の元に集まっていたからに他なりません。
スケールの大きい三国志、いくら主君だけが優秀でも有望な人材が集まらなければ、戦に勝つことは出来ません。
このような名言が残っているというのもわかる気がしますね。
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