誰かのことを批判したくなったときには、
世間のすべての人がおまえのように恵まれているわけではないということを
ちょっと思いだしてみるのだ。
byスコット・フィッツジェラルド(作家)
スコット・フィッツジェラルドの名言です。
以前にこの名言と意味が似ている名言を紹介しました。
こちらです。
実は、どちらの名言も同じタイミングで見つけたのですが、二日続けて似ている名言を紹介してもなぁと思ったので、日を改めた次第です。
似ている名言ですが、表現は少し異なっています。
他人を批判したくなるときってありますよね。
でも、他人を批判して、良かったなぁって思うことってあったでしょうか。
陰口を叩き、せいぜいストレスのはけ口とするのが関の山です。
批判して良いことなどないので、しない方が良い、でもしたくなってしまう、そんなときに本日の名言を思い出したいですね。
でもなぜ、批判したくなったときに世間のすべての人が自分のように恵まれているわけではない、と思う必要があるのか。
私なりの解釈ですが、まず、なぜ他人を批判をしたくなるかというと、他人が常識外のことを言ったり、したりしている感じるからです。
では、なぜ他人、その人は常識外のことを言ったりしたりするのか。
そして、なぜ自分は常識外のことを言ったりしなくて済んでいるのか。
そう考えれば、この「世間のすべての人がおまえのように恵まれているわけではない」という文言もすんなり入ってくると思います。
他人が常識外のことを言ったりしたときに批判をしたくなっても、その人は自分のように恵まれた環境にはいないのだからしょうがないと、そう捉えることが出来るはずです。
恵まれた環境にはない、これは二つの考え方が出来ます。
一つ目は、自分は恵まれた環境の中で人としての常識を身に付けることが出来た。
二つ目は、その他人は元々常識は知っていても、その常識通り生きられないほど追い詰められた環境に今いる。
この二つの考え方です。
まぁ、二つの考え方が出来るとは言っても、最終的にはやはり、他人を批判しても良いことは無い、良いことは無いのだから批判するのはやめなさい、サッと流して許しなさいということだと思います。
他人を批判しても、基本的に良い事はありません。
良いのは、一つだけ、直接相手へ批判したい内容を伝えることです。
もちろん、唐突に伝えるのではなく、しっかりと信頼関係を作った上で伝える、それが重要だと思います。
ただ、信頼関係が出来れば、多分、批判をしようという気持ちも無くなっているはずです。
例えば親しい友人の言動が自分の常識から外れていると感じたとき、まず聞きますよね?
なんで、そんなことを言ったのか(したのか)と。
そこで会話が生まれ、言動の理由もわかるはずですし、ときに自分の常識がおかしかったと、気付く機会にもなりえます。
親しくなったり、信頼関係が出来ていれば、人付き合いの小さな問題は無くなり、大きな問題も小さくなると思います。
以前に紹介した下記の名言。
親しくなれば、好感が持てます。
親しくなれば、批判をしようという気さえ起こらなくなるのではないでしょうか。
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