親切にしなさい。
あなたが会う人はみんな、
厳しい闘いをしているのだから。
byプラトン(哲学者)
哲学者プラトンの名言です。
他人に親切にすることの大切さは誰しもが分かっていると思います。
しかし、時には親切にしたくないと思うことだってあるはずです。
自分が疲れていたり、その人から嫌なことをされた(と感じた)りしたときはそう思ってしまうはずです。
もしくは、今までの経緯から、この人だけには親切にしたくないって思う人だっているかもしれません。
でも、そのような時でもやはり「親切にする」、これを心掛けた方が良いということですね。
相手や他人が今、どういう問題を抱えていて、どういう悩みを持っているのか、自分にはわかりっこありません。
自分の知らないところでとても辛い目にあっているかもしれません。
そんな辛い目にあっているのに、自分が不親切な対応をして、それが相手の心を窮地に落とし込む決定打となってしまっても、心穏やかにいられるでしょうか。
いられませんよね、少なくとも私はそういうことはしたくありません。
何気ない一言や行動でも、それが相手の置かれている状況によっては重く心にのしかかる事だってあります。
相手や他人の状況、仕事ならともかく、ましてやプライベートの事なんてわかりっこないんです。
ひょっとしたら、その相手や他人が悩みや問題の崖っぷちにいて、自分の不親切さが相手にとって何かのきっかけとなる大きなダメージを与えてしまうことだってあり得ます。
もちろん、自分の事でも心当たりはあると思います。
悩みや問題で精神的に参っているときに、他人からちょっと不親切なことをされ、大きなダメージを受けてしまったことです。
いつもであれば、それほど気に留めないような不親切が、精神的に辛いと思ったことはないでしょうか。
相手にとっては降って湧いたようなきっかけでの不親切さだったのかもしれませんが、他の事でも精神的に参っていた自分にとっては身に応える瞬間です。
私も結構この経験は多いんですよね。
ま、時に自分の精神的な弱さが嫌になりますが(笑)。
でもそれで、自分にだってそういう経験はあるんだから、相手や他人にしてもいいんだ、相手の事なんか知ったこっちゃない、それぐらい耐えろというのもわからなくはありません。
でも、果たして本当にそれで良いのでしょうか。
そのような気持ちで相手へ接していたら、自分も同じ穴の狢です。
相手や他人が今、どんな悩みや問題を抱えているか分からない、だからこそ、親切にしようと、親切にしておくことで損はない、その気持ちで私は接するようにしています。
仕事においてもそうです。
よくミスをする人がいます。
例えばそれは、取引先や上司、部下、後輩、全てです。
しかし、今、その人たちがどんな悩みや問題にぶつかっているかわかりません。
例えば、部下や後輩の事について。
些細な連絡ミスや書類の記載ミスを、軽い気持ちで指摘するのは良いですが、その軽い指摘は、私にとっての軽い指摘であり、向こうがどう受け止めるかは向こうが決めることです。
散々、周りからミスを指摘された挙句、自分の軽い気持ちでの指摘が決定打となって、相手へ立ち直れないダメージを与えてしまうことだってあります。
いつでも親切にする、これは難しい事ですが、日頃から意識していたいことですね。
なんと言っても、相手の悩みや問題なんてこっちには分かりっこないので、もしかしたら今ちょうど「厳しい戦いをしているかもしれない」と思って接することは大切な事だと思います。
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