はっとさせられる言葉たち

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繁栄は砂城、妬みは津波

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繁栄は砂城、妬みは津波

by作者不詳

 

 

 

作者不詳の名言です。 

意味は、どんなに繁栄を誇った国でも、人の妬みによって一瞬で滅ぶということです。

作者不詳の名言とさせていただきましたが、歴史からの教訓だと思います。

それほど、人の感情には注意しなさいよと言うことですね。

国を繁栄させるには、法律の整備やルール、人々が暮らしやすい街づくりなど、それこそ戦国時代であれば、攻め込まれない強い国を作っていかねばなりません。

国を繁栄させるには様々なアイデアはもちろん、根気強く協議し、ゆっくりゆっくり作り上げていかなければなりません。

しかし、そこまで頑張って繁栄させた国も、人の妬みという一見取るに足らないようなもので簡単に崩壊します。

繁栄は砂城、妬みは津波、うまい表現だと思います。

また歴史からの教訓ではありますが、現代の会社、仕事でもそうですよね。

人の妬みや好き嫌い、そこから地位の保身に走ったり、会社にとって良いアイデアでも自分にとって都合が悪ければそれを潰すなんてこともあります、そういった些細なことから会社も傾いていきます。

人の感情には注意が必要で、積み重なれば多大な影響を与えるということです。

戦国時代の風雲児である織田信長、信長が作り上げた織田政権も、明智光秀の感情が発端となり、本能寺の変、そこから、豊臣秀吉の思惑や内部抗争により、織田政権は崩壊しました。

本能寺の変は黒幕説がしきりと話題に上りますが、忘れてはならないのは実行したのは明智光秀であること、光秀に信長への忠誠心があれば起こることはありませんでした。

もちろん、黒幕がいればその際、光秀には忠誠心があると考え、他の人を唆したのかもしれませんが、少なくとも明智光秀による本能寺の変は無かったわけです。

 

 

 

おはようございます。

先日、テニスの全米オープンで、ジョコビッチ選手が軽く打ったボールが線審に当たり、一時的にその線審が呼吸困難になってしまったという事件がありました。

私も実際のシーンを見ましたが、故意にボールをぶつけているわけではなく、イライラして壁の方へ軽く打ったボールがたまたま線審(ラインズマン)の喉に直撃しました。

力任せに強く打ったわけではなく「うまくいかんなぁ、クソっ」て感じで打ったわけです。

失格は重い処分ですが、ルールはルール、故意ではなくとも、この時、ボールを壁に打つ必要はありませんでした。

ルールに従えば”故意に、もしくは意図がなくとも、軽率に打ったボールが事故を引き起こした場合”とあるので、失格は当然なのかもしれません。

ただ、この失格を以て、ジョコビッチの悪態と片付けるのは、あまりにも心外でマスコミの書き方もひどいです。

結果的に失格とはなりましたが、仮に、壁に打ったボールが線審に当たらなければ失格とはならなかったでしょう。

もちろん、壁に打つ必要なかったので、紳士なプレーをしていれば、起こらなかった事故で、紳士ではないという批判は当然です。

ただ、長年テニスを見ていると、ラケットやボールにフラストレーションをぶつける選手というのは多いです。

我らが錦織選手もラケットをコートに叩きつけることが多く、ラケットもまたよく投げます。

中には、ラケットを地面に叩きつけて破壊する選手もおり、ひどい選手はボールを観客の方へ強く打ったり、暴言も吐きます。

もちろんその際は、失格とはならなくとも警告はされます。

今回のジョコビッチ選手の行為は、線審にボールが当たらなければ警告にすらならなかったと思います。

ラケット破壊、ボールを観客の方へ打つ、暴言、は警告される行為ですし、悪態です。

しかし、ジョコビッチ選手の今回の行為は当たらなければ、警告になったかどうかというレベルで、これをもって「ジョコビッチの悪態!」と書くマスコミはどうかな?というのが個人的な意見です。

今回の事件、当然ジョコビッチ選手の行為は褒められたものでは無く、間違った行為であったと言えます。

ただ、結果はどうであれ、事故の元になる行為は多くの選手が常日頃しているわけで、今回の事件を以てジョコビッチ選手の印象を悪役へ持って行くのは、どうかと思いますね。

確かにジョコビッチ選手はフラストレーションを表に出すタイプです。

しかし、なぜジョコビッチ選手がここまで悪役やヒールに見られるかというと、結局は強い選手であるが故なんですよね。

そして、フェデラー選手とナダル選手との比較も大きな理由です。

この両選手は、今のイメージでは紳士的なスポーツマンです。

そして、この二人、フェデラー選手とナダル選手はテニス界で最も人気のある選手で、長年のライバル関係、そして互いに尊敬しあう仲と、マスコミの着色もあるでしょうが、羨むような関係を築いています。

そこと比較されるのが悲しくも実力が拮抗しているジョコビッチ選手なんです。

美しいライバル関係、グランドスラムの決勝で二人が戦う姿にファンは狂喜するんですが、そこへ割って入るのが悪態を付く回数が少し多いジョコビッチ選手です。

ジョコビッチ選手もコート上での行為はフェデラー、ナダル両選手と比べて穏やかではありませんが、コート外では、慈善財団を作り、幼稚園をつくったり、不利な立場に置かれた子どもへの育成・教育活動をし、ユニセフの活動も積極的ではあるんですけどね(フェデラー、ナダル両選手も慈善事業にはとても力を入れています)。

ただ、今となってはこのイメージを悪役、ヒールというイメージを覆していくのは難しいでしょう、ジョコビッチ選手が面目躍如を果たすには、二人のグランドスラムの優勝回数を抜くことが一番だと私は思います、もちろん紳士的なプレーを心掛けながら、ですが。

グランドスラムの優勝回数は2020年9月現在で、フェデラー選手が20回、ナダル選手が19回、ジョコビッチ選手が17回、年齢は順に39歳、34歳、33歳で、年齢を考えればジョコビッチ選手が二人の記録を抜く可能性は高いです。

今回の事件で私自身、ジョコビッチ選手を応援したい気持ちが高まりました。

次のグランドスラムは全仏オープン、9月21日から開催されます。

断然の優勝候補はクレーが得意のナダル選手ですが、今回の失格を糧に、ジョコビッチ選手の素晴らしいプレーを期待します。

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出典:https://novakdjokovic.com/en/

 

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