書き残そう、あなたの人生の物語
byはてなブログ
読者さんのブログでこのはてなブログのキャッチコピーを知りました。
この言葉はブログを書いている人へ響くものと思っています。
また私の記事もブログ内で紹介していただき、ブログというもの対する捉え方も参考になりましたので、sakura_9_goさんの記事を下記にて紹介させていただきます。
私は2006年の大学生の頃に初めてブログを始め、2012年で中断、そして2019年に再開しました。
以前のブログは更新頻度も書くこともテキトーだったのですが、再開後はテーマを絞りながらも日記を書いたり、情報を載せたりと良い感じで自分らしく継続出来ています。
しかし時代が変わり、ブログの在り方も変わったな、と感じることが増えてきました。
そして最近、ブログについて自分の意見を書きたくなりましたので、下記にまとめてみました。
- ブログとはなんなのか
- 「書き残そう、あなたの人生の物語」とは言うものの
- ブログはビジネスなのか
- ブログをしましょうと紹介されるのは報酬や収入に特化したブログという寂しさ
- 報酬や収入に特化したブログとはなんなのか
- 報酬や収入に特化したブログの隆盛がもたらした功罪
- アフィリエイトやアドセンスが日記や雑記ブログにもたらしたメリット
- ブログ初心者が初めて目にするWordPressという巨人
- ネット社会及びブログサービスの整備がもたらしたブロガーへのメリット
- まとめ 日記や雑記ブログでもブログを書き続けていくメリット
ブログとはなんなのか
ブログとはなんなのでしょうか。
昔は「ブログやっています!」と言うと「へぇ物好きだねー、今度読むよ、アドレス教えて」だったのが、今は「何?副業?稼げるの?」となることが増えました。
今でこそ、ブログといえば、副業?報酬?収入?ですが、元々のブログは個人の日記や雑記をネット上に公開するものが主でした。
副業・報酬・収入みたいな捉え方ではなく、アフィリエイト、広告、SEO対策、ジャンル決め、PV数、クリック率など、誰も気にしていなかったと思います。
文章を書くのが好きな人、日記を誰かに読んでもらいたい人、mixiやfacebookなどの媒体に書くのが物足りなくなった人が始めたものが多かったような気がします。
しかし、アフィリエイトやアドセンスが整備され、人によってはかなり稼げるものになったことから、ブログで稼ぐ「アフィリエイター」や「ブロガー※」という職業が生まれました。
アフィリエイターが書くブログは報酬や収入に特化したブログです。
日記や雑記を書いてはいませんが、同じブログという形態です。
従って書く意図や内容は全く異なりますが、どちらもブログであるということですね。
題名に「ブログとはなんなのか」と挙げたものの、報酬や収入目的で様々なブログが登場し、果たして全てを同じ「ブログ」として扱うのはどうなのかと、定義できないほど「ブログとはなんなのか」が非常にわかりづらくなっています。
ただ、始まりは日記や雑記ブログなんですよ、ブログ=報酬や収入では無いんですよと声を大にして伝えたい気持ちはあります。
ブログが教えてくれることやブログの大切さは、報酬や収入だけではありません。
※私の中で収入に関係なくブログをやっている人は皆等しく「ブロガー」だという考えはあります。
「書き残そう、あなたの人生の物語」とは言うものの
今、「ブログ 始め方」「ブログ 書き方」「ブログ 初心者」とネットで検索しますと、「報酬」「収入」「アフィリエイト」という言葉がズラッと表示されます。
このことから、ブログを始めようと思っている人は、日記や雑記ブログよりも、報酬や収入に特化したブログを考えている人が多いと言えます。
最初は日記や雑記が主だったブログですが、今では稼ぐ手段に様変わりし、まるで電話機能がほぼ意味をなさなくなったのに、誰もが使い続ける携帯電話のようです。
そしてアフィリエイターや稼ぐブロガーは「日記ブログは稼げない、一般人の日記なんて読むんですか?」と言います。
鋭い言葉の槍が心に突き刺さることになります。
例えアフィリエイトに重点を置いていなくても、この指摘は心にぶっ刺さりますよね。
そして「芸能人ならまだしも、誰も見ず知らずの一般人の日記なんて読まない」と続きます。
そこからわかるように「書き残そう、あなたの人生の物語」通りにブログを書いている人は少数で、しかも稼ぐブロガーからは否定的な目で見られているということになります、稼げないことは勿論理解しますが、「一般人の日記なんて誰が読むんですか」と、この一言はきついですよね(笑)。
しかし、そもそものブログの始まりは、その「一般人の日記」なんです。
誰が読むのか知らないけど、とりあえず書きたい、誰かに読んでもらえるのかな、自分の忘備録に、という気持ちから書き始めたのが当初のブログの在り方だったと思います。
ブログという言葉が後者の報酬や収入に特化したブログに傾いているのは寂しい限りですが、個人的に、このはてなブログのキャッチコピーは大好きです。
ブログはビジネスなのか
上にも書いた通り、ブログには2つのタイプがあり、日記や雑記のブログと、報酬や収入を目的とした商品紹介型や情報提供型のブログがあります。
どちらもブログですが、私の中では全く違うと思っています。
本と考えればわかりやすいかもしれませんね。
前者がエッセイ(実際は日記に近いですが)、後者が情報誌のようなものでしょうか。
しかし、本にはエッセイや情報誌という分け方がありますが、ブログにはそれを区別する明確な言葉が無く、線引きが曖昧なブログもあります。
ただ、ビジネスかどうかで考えれば後者は間違いなくビジネス目的です。
前者のブログでも、アフィリエイトやアドセンスで収入が発生すればビジネスに近くなるのでしょうが、当初の目的はビジネスではないでしょうし、いつかは…と思ってもビジネス目的で最初から始める人はいないでしょう。
芸能人など、元々名の知られた方であれば最初からビジネスと考えることもあるでしょうが、一般人が「私のビジネスですか?私はビジネスとして日記や雑記を書いています」なんて聞いたことも無いですからね。
ブログはビジネスかと言えば、報酬や収入に特化したブログはビジネスだけども、日記や雑記ブログはビジネスではないと言えるのではないでしょうか。
ブログをしましょうと紹介されるのは報酬や収入に特化したブログという寂しさ
「ブログをしましょう」という切り口でネットやYouTubeで紹介されるのは、報酬や収入に特化したブログです。
間違っても日記や雑記のブログではありません。
PV数、SEO対策、ジャンル決め、クリック率等々、そして、アクセス数を増やすにはどうしたら良いのか、読者が知りたい情報は?、記事タイトルはどうしたら?というお決まりのキーワード達と戦略も併せて紹介されます。
そして、何より大切なのがSEO対策です、グーグル検索で自分のブログをいかに上位に表示させるか、そこに注力しましょうと念押しされます。
私もブログを始めた際に、いろいろと調べたのですが、まさに、ブログは日記を書くものではないと言わんばかりで、怒涛のキーワードの連発、とりあえず始めようとは言われるものの、あれもこれも考えて、そして書けば書くほど良いって、「もうこれブログでも何でもないじゃん、ただの立派な労働じゃん」というのが私の率直な意見でした。
立派な労働でも、報酬や収入に特化したブログは、誰かに雇われるよりはマシで夢もある、確かにそうなのかもしれませんが、私の考えていたブログとは異なるものでした。
ま、考えてみれば、ブログをしましょう、日記や雑記をネット上に公開しましょう!あなたの人生の物語を興味を持って読んでくれる人がいるかもしれないよ!って、わざわざ機会を設けて勧めるっていうのもおかしいので、勧めるのが報酬や収入に特化したブログだけっていうのは、わからなくもないです。
報酬や収入に特化したブログとはなんなのか
上記でも申し上げた通り、同じブログでも日記や雑記のブログとは全く異なります。
では、報酬や収入に特化したブログはなんなのかと言うと、電子フリーペーパーみたいな感じではないかな、というのが私の考えです。
広告収入が主のフリーペーパーに近いものが、報酬や収入に特化したブログではないでしょうか。
グーグルという名前の店に無限に置かれているフリーペーパーの中で、いかに自分のフリーペーパーを目立つところに置くか、そして自分のフリーペーパーを手に取ってもらい、他のページも読んでもらえるような工夫や、広告している商品を買ってもらうにはどういう紹介文を書けばよいのか考える、というイメージです。
ただ、このグーグルという店に置かせてもらっているのは本自体ではなく本の中の1ページだけで、手に取った人しか他のページが見れない、だからページ毎に目立つ場所においてもらう方法を考えなければいけません。
それらを考える前に質より量で、記事を書きまくった中で、当たりが出れば良いという考えもあるでしょうが、成功のカギはどれだけ良いページを生産出来るかということですので、もう完全に仕事ですよね。
それでも夢はあるでしょうし、会社に属する働き方とは違い、自由度も高いでしょう。
ただ、この報酬や収入に特化したブログは趣味でなく完全に仕事と私は捉えています。
報酬や収入に特化したブログの隆盛がもたらした功罪
まず良い点については、誰でも無料で簡単に情報が収集できるようになった点でしょうか。
わからないことがあっても、ネットのブログで大抵の情報は手に入ります。
私もブログを独自ドメインに変えたり、アドセンスに申し込む際は非常に助けられました。
また日常生活で何かトラブルがあっても、大抵の解決策はネットに上がっていますし、何かを買おうと思った際にレビューも簡単に見つかるんですよね、これはもうかなりのメリットと言えます。
そして悪い点は特には無いのですが、挙げるとすれば、報酬目的のブログも多い為、似たような商品をお勧めするサイトが複数あるということでしょうか。
例えばとあるサイトで「おすすめ5選」なんかで挙げられている商品は、紹介料という報酬付きですので、本当にお勧めか?順位付けは正しいのか?と思うこともあります。
ときに報酬が良いから挙げているのでは、と思われる商品も多いです。
あるジャンルに精通していると、商品毎の違いがよくわかるあまり、このお勧めはおかしいと思うことがあります。
他の悪い点は、あくまで個人的にですが、この報酬や収入に特化したブログの台頭で日記や雑記のブログの立場が弱くなっていることぐらいですかね(笑)。
アフィリエイトやアドセンスが日記や雑記ブログにもたらしたメリット
収入や報酬に特化したブログが云々と書きながら、私もアドセンスを利用してブログの収益化に取り組んでいます。
また個人的にお勧めしたい商品なんかも機会があれば紹介したいと思っています。
とはいえ、根底にあるのは、書きたいことを書く、日記・雑記スタイルに変わりありません。
しかし、このアフィリエイトやアドセンスが整備され、日記や雑記ブログでもお金を稼ぐことが不可能ではなくなったということは大きいのではないでしょうか。
好きで書いている、趣味だ、とはいえ、出来れば費用は安く済ませたいです。
はてなブログproの費用もそうですし、ドメイン取得費用なども考えれば、ブログ環境を整え始めるとやはりお金は掛かってしまいます。
そう考えますと、昔は全くお金にならなかった日記や雑記ブログで、お金が稼げる道筋、お金が稼げる可能性があるというのはブログを続ける上でも心強いです。
またブログで何より大切なのはモチベーションですよね。
このアフィリエイトやアドセンスが、ブロガーのモチベーション維持に一役買っているのは間違いありません。
日記でも雑記でも全く稼げないわけではない、これはメリットですよね。
ブログ初心者が初めて目にするWordPressという巨人
私はブログを2019年に再開するまでWordPressというものを全く知りませんでした(笑)。
これは私が無知だっただけかもしれません。
2006年にブログを始めたのはlividoor Blog、その後アメブロへ引っ越し、そしてフェードアウトして、2019年に楽天ブログで再開しました。
そこで、楽天ブログで始めたものの、これで良かったのかと考え出してググりだすと、どこもかしこもWordPressでのブログ作成をお勧めしている状態でした。
そして次点がはてなブログというところが多かったですね。
なんだこのWordPressというやつは、はてなブログ、FC2ブログ、楽天ブログ、アメブロ、livedoor Blog、この辺はわかるし知っている、しかし、それにしてもなんだこのWordPressという奴は。。。
これが当初の私でした。
何だか、ブログ業界を牛耳っている巨人、ボスに出会ったような感覚でした(笑)。
WordPressはご存知の通り、はてなブログのようなブログサービスとは異なるものですが、デメリットを見て、私はすぐに選択肢から外しました。
まず手間が掛かりそうだと、それで、時点で進められていたはてなブログへ、楽天ブログから引っ越して今に至ります。
結果的にWordPressではなく、はてなブログにして正解でした。
まず手間がほとんど無い、記事を書くだけで済んでいます。
そしてしばらくして気付いたのですが、WordPressのメリットは、報酬や収入に特化したブログにのみ大きなメリットだったのだと気付きました。
そもそもどう頑張っても日記や雑記のブログはグーグルの検索結果の上位には表示されません。
いくらWordPressでSEO対策をしやすくしても、日記や雑記ブログでは効果が薄いと思いました。
そしてもう一つ大きな問題が、WordPressにはコミュニティがありません。
ブログサービスは始めるだけで想定していた以上に多くの人に読んでもらえます(個人の想定にもよりますが)。
下記の項目で詳細を書きますが、WordPressですと、ツイッターや他のサービスを使わない限り、検索流入しか手が無いので、日記や雑記で訪問者を増やすことは至難です。
「わしは書きたいから書くんじゃい!」と声高らかに豪語して毎日記事を書いても、訪問者ゼロが続けば、心が折れるはずです、しかもあっけなく。
従って、WordPressが良い!WordPressお勧め!というのも、やはり報酬や収入に特化したブログが隆盛している現在だから、という感じがしますね。
日記や雑記を主に書いていく私としては、SEO対策がしやすい点はあまり意味がなく、意味があるのは広告を自由に貼ることが出来る点とデザイン性が高い点ぐらいです。
しかし、訪問者を集めにくいというデメリットを覆すほどの利点には私は感じられませんでした。
ネット社会及びブログサービスの整備がもたらしたブロガーへのメリット
私がブログを初めて書いたのは2006年、あの頃、ブログを書いている人は今より格段に少なかったです。
スマホも無かった(厳密に言えば2005年に登場していたようですが)ので、ブログを読む人も少なかったと記憶しています。
ブログを書くにも基本的にパソコンを持っている方に限定されていたように思いますので、パソコンは普及していたとはいえ、今とは比べ物になりませんでした。
あの頃は、ブログサービスを使っていても、書いても書いても訪問者がなかなか増えない、「訪問者10人?めっちゃ訪問者来とる、何かの間違いではないか。。。」という状態でした。
しかし、今は違います。
スマホなどで気軽にネット検索をする人も当時より増え、検索流入の数は昔とは比べ物になりません。
また、はてなブログを使って思ったのは、昔と比べて訪問者を増やすことがかなり容易になったことです。
やはりコミュニティやシステムが整備され、はてなブログで言えば、はてなスター、はてなブックマーク、読者登録の影響が大きいと思います。
私は当初「継続は力なり」と考え、訪問者が少なくても書いていくぞ!と意気込んだものの、思いのほかに読んでくれる方がいらっしゃって嬉しくなりました(←私は単純です)。
しかしコミュニティが大きくなるにつれ、意図的にPV数を増やす方法や読者を増やす方法もネットに情報が上がり、そこを調整するだけで記事内容に関係なく訪問者を増やせるようにもなってしまいました。
ただ、これはあくまで小さな弊害で、コミュニティが大きくなったことで良質の記事や面白い記事を書けば、昔より更に訪問者や読者を増やすことが可能になった、それが現代ネット社会及びブログサービスの発展がもたらしたブロガーへのメリットと言えると思います。
まとめ 日記や雑記ブログでもブログを書き続けていくメリット
私もその真っただ中で、まだまだメリットを探している段階にありますが、まずもってブログを書き、お会いしたこともない方に読んでいただけるというのは嬉しいですし、書いていても楽しさがあります。
ブログを書くということは日記や雑記でもいろいろな情報をアウトプットするので、インプット量も多くなり、物事に詳しくなります。
そして、ブログの収益性を通して、社会を知ることも出来ます。
しかし何より楽しくて何より大切なのは、自分の考えや思いを自分自身の言葉で書き連ねること、 書き連ねることで自分自身と向き合うことも出来るということではないでしょうか。
自分の思いや考えを書くのですから、ブログは自分の分身のように思え、また、記事編集画面とにらめっこし、いざ投稿して、記事がネットに現れるのを見れば、何だか自分の子どものようにも感じられます。
また私は2006年に書いていたブログがまだ残っており、完全に化石と化していますが、あの頃の自分の日記を読むと本当に感慨深いんですよね。
学生時代で将来について悩んだり、無理して強気なことを書いていたり、ワーホリや就活で苦しんでいた自分が思い起こされます。
あの当時の自分はまさか10年後の自分が中小企業の商社で働き、結婚し、インドネシアに駐在していて、現地人とあーでもないこーでもないと日々仕事と向き合っている傍ら、10年前の苦しい思いが詰まったブログを感慨深げに眺めているなんてことは想像もしていなかったと思います。
その頃の自分に伝えるのであれば「お前が書いていることや考えは無茶苦茶で幼すぎるが、決して無駄じゃない」ということですね。
日記や雑記ブログは自分の分身であり子ども、報酬や収入に特化したブログには書いても意味の無いことはあるでしょうが、日記や雑記のブログには書いても意味の無いことなど存在しません。
「書き残そう、あなたの人生の物語」とありますように、自分の人生を素直に書き残すことが出来る事が日記や雑記ブログの一番のメリットではないかと考えています。
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