自分自身の絶対条件がクリア出来れば、その他の項目には目をつぶる。
人間の欲望や要求にはきりがない。
「三割満足で十分」でいけば、世の中腹の立つことも少なくなるだろうし、
けっこう丸く収まると思う。
by志村けん
そうは言ってもなかなか「三割満足で十分」とは出来ないですよね。
頭ではわかっていても、納得するすることは難しいものです。
ただ三割ぐらいまで到達すると気持ちに変化はあると思います。
とりあえず、最低限のことはしてくれたな、最低限のところまで持っていってくれたな、という気持ちです。
ただこの気持ちはすぐに過ぎ去り、すぐに四割、五割を求めてしまうのが人の性ではないでしょうか。
自分に対しては、少しでも上を目指す向上心があっても良いと思いますが、相手のあることでしたら、やはり「三割満足で十分」という心持ちで接した方が良いかと思います。
私たちはそもそも相手へ要求しすぎなのかもしれませんよね。
最初から自分の期待する三割程度でOKと考えていれば相手へ要求内容も変わるでしょうし、相手が三割程度しか出来なくても問題ないように自分でフォローをしたり、下準備をしておくことだって出来ます。
要求したことに対して八割も九割も期待するから、頭にきたり、カッとなったりするのだと思います。
三割満足で十分と最初から考えていれば、当然、三割満足の場合に備えたこともしているはずでしょうし、カッとなって怒ることもありません。
そしてこの三割満足で十分という心構えでいますと、もし相手がしてくれたことが四割満足や五割満足のことだったら、相手への感謝の気持ちも溢れてくると思います。
本日の名言は亡くなられた志村けんさんの言葉です。
志村けんさんは一途にコントを作ってきた方ですので、コントに対しては人一倍思うところがあり、コントの笑いの元となる演技やセリフ、間には強いこだわりがあったはずです。
共演する芸人や役者に対して、そうじゃない、なんでそうなるんだ、こうした方が良い等々いろいろ考えても思い通りにならないということは多かったのではないでしょうか。
むしろ相手あってのコントですので、相手への期待は否が応でも高くなります。
しかし、やはり相手への期待を持ち過ぎてもよくないことが多かった、それなら三割満足で十分と考えなきゃ、と考え直されたのかもしれません。
なかなか日々の生活で実践することは難しいですが、私も三割満足で十分と、時折、自分へ言い聞かせ、自分は相手へ三割以上のことを求めていないかと振り返りたいと思います。
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