恃(たの)むところにあるものは、
恃(たの)むところの為に滅びる
by織田信長
この名言は織田信長らしさに溢れています。
恃(たの)むとは、簡単に言ってしまえば「すがる」「期待する」「依存する」「あてにする」「頼りにする」という意味です、この中でも「依存する」が説明するのに適しているかもしれません。
何にでも言えますよね、「人」「自分の能力」「常識」、何かに依存すればそれによって滅びる、だから何事も依存するなということですね。
信長は、部下に仕事を任せることはあっても部下を頼りきりにはしていませんでした、自分の能力へも過信していませんでしたし、次々と常識も覆していきました。
この言葉は織田信長を語る上では外せないと思っています。
何かに頼ると人はどうしてもそこに依存しがちです。
仕事でもよくあるのが、計算式を盛り込んで苦労して作成したエクセルの管理表を現状のビジネスにはそぐわないと思ってもずっと使い続けてしまうことや、新しい顧客から仕事を受注する際でも、どうしても既存の顧客をへの対応を優先してしまいがちになります。
今まで築き上げたものや今までの苦労が水の泡になると思うと、本当は捨て去ってしまった方が良いとわかっているのに、どうにかそれを活かしながら対応出来ないかと、そこにこだわってしまうということはあると思います。
また自分にはとある能力が人より優れていると思い、どうしてもその能力にこだわったやり方に徹してしまうということもあると思います。
仕事で営業や管理職の場合、やり方や能力という表現が難しいのですが、戦国時代の足軽で例えれば状況によっては鉄砲を使った方が良いのに、己の剣術や槍術にこだわってそこをどう活かすかという考え方から抜けきることが出来ないということです。
また常識に縛られて発想の転換がうまく出来なかったことも枚挙にいとまがありません。
これは仕事でも簡単に置き換えられますよね、私は製造業ですが、そんな作り方聞いたことが無い、そんな受注の進め方は常識的におかしいと決めつけてしまうということですね。
何かに依存すると、それによって滅びるという急な方向転換や常識に捕われなかった信長らしい考えです。
おはようございます。
本日は5月20日でインドネシアでは仕事納めの様な感覚の日で、明日からレバラン休暇(イスラム教の断食明けの連続休暇)に入ります。
今日は工場の掃除が終わり次第、午前中に帰宅という感じで、自宅から会社までの長い通勤時間を考えれば、果たして出社する意味があるのかという気もしています。
曲がりなりにも管理職という立場ですので、従業員へ「掃除はどんな感じだー?」と聞くぐらいで私が掃除するわけでは無いので、ますます出社の意味が無いのが実情です。
何度もブログでお伝えしていますが、私の一時帰国休暇はコロナ禍の為、キャンセルし、この大型連休はインドネシアの自宅で過ごします。
計12日間の休暇で何もすることがありませんが、せっかくなのでリラックスして前向きに過ごすこととします。
この休暇中にブログの事も今一度見直して、今後どういう記事を毎日書いていくかを一度考えたいなと思っています。
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