はっとさせられる言葉たち

名言や言葉の紹介&雑記がベースのブログです。時折、何かの解説(カテゴリー「役立ち情報」)や旅行記などを書いていきます。

人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生はきわめてシンプルである。

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人生が困難なのではない。

あなたが人生を困難にしているのだ。

人生はきわめてシンプルである。

byアルフレッド・アドラー

 

 

 

アドラーの「嫌われる勇気」という本は日本でベストセラーになりましたよね。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

私は未読です。

機会があったら読みたいとは思っているものの、海外駐在の身では日本の本を気軽に買える立場にないので、なかなか手が出ません。

私は本を買う際はほとんどが中古本なのですが、この「嫌われる勇気」は中古でも結構高いんですよね。

それほど未だに人気があるということでしょうが、他にも読みたい本があるのでなかなか手が出ません。

本日の名言ですが、確かに人生はシンプルです。

困難なのは、自分が困難だと思っているだけ、それも然りだと思います。

犬や猫、虫など、テレビで見る動物でも何でも良いのですが、彼らを見てどう思いますか?

彼らにとっては失礼な話かもしれませんが、散歩をしている犬や寝転がっている猫を見ると人間社会の複雑さが感じられず、羨ましく思ったことはあるかと思います。

もちろん、サバンナなどの弱肉強食の世界を見れば、大変だなぁと思うでしょうが、彼らの大変さと私たち人間の大変さは、異なるもの、比べる対象にならないものだと考えがちです。

しかし、実際は同じです、彼らも動物、私たちも動物です。

人間が必要に迫られて進化し、モノを発明し、今の人間ファースト(アメリカのトランプ大統領みたいな文言になってしまいましたね)の世界を作り上げた為に実感しづらくなっているだけです。

人間にとってあらゆる脅威を取り除いていったからこそ、サバンナの生活を見ても何とも思わず、社会の複雑さから困難な問題にぶつかっているわけです。

そう考えるとおかしいですよね、あらゆる脅威を取り除いたのに、人はそれぞれ困難な問題を抱えている、これは非常に矛盾しています。

なぜ脅威が無いのに、困難な問題を抱えているか、それは、人間が作り上げた人間ファーストの世界にどっぷり浸かり、そこで得られるメリットを享受しているからです。

美味しいものを食べる、旅行をする、趣味に没頭する、映画を見る、好きな服を着る、好きな街に暮らす、動物を飼いたければ動物を飼い、時間があれば好きなだけ寝る、このような幸せを享受出来るのは人間ファーストの世界を作り上げた為です。

人が抱える多くの困難が、この人間ファーストの世界におけるメリットを享受しようともがくからこそ生まれるのだと思います。

この人間ファーストの世界から得られるメリットを否定する気はありません、しかし、困難だと頭を抱えるくらいなら、メリットを享受しようと躍起にならなくてもいいんじゃないかとは思います。

私たちは例外なくいずれ人生の終わりを迎えます、どこをどう歩こうと行きつく先は変わりません、それまでの道をどう楽しく歩くかだけだと思っています。

楽しさを感じるのは心です、人間ファーストの世界が作り出した「楽しそう」に見えるものを追い求めるあまり、心が楽しめていないと感じたら意味がありません。

誤解されるといけませんので、もう一度お伝えしますと、この世の中に存在する幸せに見えるモノ人間ファーストの世界を否定する気はありませんし、私自身どっぷりとそこに浸かり楽しんでいます。

しかし、それを追い求めるあまり困難にぶつかり悩んでいるようでは本末転倒です。

思い悩む最中、ふとしたことでこれが欲しいから悩んでいるのだ、こうなって欲しいから悩んでいるのだと気付くことは無いでしょうか。

手放せば悩まなくて済む、だったら手放したらどうなるのかと一度考えてみれば、無くてもいいやと思えることだってきっとあるはずです。

 

 

 

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