何でも思い切ってやってみることですよ。
どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。
by坂本龍馬
坂本龍馬は日本人にとっては馴染みのある歴史上の人物だと思います。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」や福山雅治さんが演じた大河ドラマも有名でした。
坂本龍馬は倒幕の立役者となったことで有名です。
具体的に言えば、水と油の関係だった薩摩藩と長州藩の間に入り、薩長同盟を設立させたことと、今後の日本の在り方を再考し、大政奉還の案を含めた船中八策が有名です、また亀山社中(後の海援隊)という日本初の株式会社を作ったことも有名です。
しかし、以前のブログでも申しましたが、現代の坂本龍馬万歳的な風潮が好きではありません。
現代の坂本龍馬像はかなり誇張されているように感じるからです。
歴史は勝者によって作られるとはよく言ったものですが、結局、倒幕があったからこそ実績とされるのであって、この倒幕が失敗していれば間違いなく誰も知ることのなかった人物です。
また坂本龍馬は歴史の表舞台には立たず(立てず)、主に裏方として動いていました。
なぜ歴史の裏方をしていた人がここまで有名になったと言えば、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が発端です、言うなれば小説で取り上げられて有名になった人物です。
ここで私が思うのは、坂本龍馬は確かに実績を上げ、歴史に名を遺した人物でしょうが、坂本龍馬と同程度の実績を残した人物は他にも多くおり、坂本龍馬はその中でもたまたま小説に取り上げられて有名になったに過ぎないということです。
もちろん坂本龍馬に罪はなく、私も「竜馬がゆく」は大好きな小説ですが、やはり坂本龍馬が歴史上の人物の中でも突出しているというイメージは好きではないですし、そういった捉え方は間違っていると思っています。
坂本龍馬が教科書から消えると一時話題になりましたが、個人的にはそりゃあそうだろうなぁと思った次第です。
今日は特に前置きが長くなってしまいましたが、本日の名言です。
幕末の時代を縦横無尽に走り回った坂本龍馬の言葉です。
いくつもの修羅場を切り抜けてきた感じがします。
成功しても失敗しても、歴史に名を残しても残さなくても、結局最後は骨になって終わるのであるから、あれこれ考えずに思うがままにやってみることが大事ということですね。
話が前後しますが、坂本龍馬は志半ばで暗殺されてしまいます、まだ31歳でした。
個人的に坂本龍馬がここで暗殺されていなかったら日本は変わっていたとさえ思います。
私の中では坂本龍馬は歴史の表舞台へ出る直前に亡くなった人物と捉えています、私も世俗の坂本龍馬像に近いイメージを既に持っているのかもしれませんが、薩長同盟も船中八策も坂本龍馬が暗殺されずに生きて成し遂げると思われた功績に比べれば非常に小さなものだったかとさえ思えてしまいます。
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