人生は道路のようなものだ。
一番の近道はたいてい悪い道だ。
byフランシス・ベーコン(哲学者)
この言葉もまたいろいろな解釈が出来そうです。
一番の近道(だと思える道)はなぜ悪い道なのでしょうか。
まずしっかりと整備されている道は、なぜ整備されているのかと考えればわかりやすいかと思います。
なぜ整備されているのか、理由は簡単です、人がよく通る道だからです。
ではなぜ、人が良く通って整備されている道は近道ではないのか、これは少し考えればわかることです。
人は誰しも安全に進みたい、楽をしたい、リスクを冒したくない、そういった観点から道を選ぶはずです、私も同じです、楽が出来るのであれば楽がしたいです。
しかし、物事を迅速に成し遂げるのに、そこまで願ったり叶ったりの条件や過程、プロセスはあるでしょうか。
ありませんよね。
物事を首尾よく成し遂げる為には、やはり悪い道を進むしかありません。
無茶と思われるような道も時には進んでいかないといけません。
多くの人が通った道、定石と言われる手法では他の人より抜きん出て何かを成し遂げるには不十分です。
悪い道を行け、それこそが成功への近道だと、そんな文言にも受け取れます。
もし、自分が悪い道を進んでいるのであれば、これは近道を進んでいる証拠だと自分を鼓舞すれば勇気付けられますよね。
ここまで解説してきましたが、まずこれが一つ目の解釈です。
二つ目の解釈は、一見近道に見えたとしても、それは悪い道の可能性が高く、距離を優先したが故にその道を選んでも結局は様々な困難に悩まされ、結果として一番の近道とは言えない、今目の前にある道を淡々と進んでいくことこそが一番の近道であり、そもそも何かを成し遂げるのに、都合の良い近道など存在しない、ということです。
地図を持っているのに、地図に示された道ではなく、近道っぽい道を選んで迷い、結局、地図通り進んだ方が早かったということは実生活でもあるかと思います。
今はGoogleMapでそのようなことはほぼ無いかもしれませんが、自動車を運転していると結構そういうことありますよね。
距離優先よりも、例えば広い道路である大通りを行った方が結果的に早かったということも往々にしてありますよね。
また私の中で、しっかりと整備され人が良く通る道は、確かに安全に進みたい、楽をしたい、リスクを冒したくないという理由もありますが、やはりそれなりにメリットがあったから整備されたのですから、その道を通るという選択にほぼ間違いは発生しません、無用なリスクを冒さずに進むことが出来ます。
本日は二通りの解釈を示しました。
名言の解釈は名言を発した人がすることは無く、第三者がすることですので、私はいろいろな解釈があって良いと思っています。
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