この世に客に来たと思えば何の苦もなし。
朝夕の食事はうまからずとも褒めて食うべし。
元来客の身なれば好き嫌いは申されまじ。
by伊達政宗
伊達政宗の言葉は以前にも紹介しましたね。
上記の過去記事にて伊達政宗の事を少し書いておりますので、人物紹介は割愛させていただきます。
本日の言葉、最近では伊達政宗の言葉ではないのでは?とも言われているようですが、良い言葉だと思いましたので、紹介します。
一番響くのは「この世に客に来たと思えば何の苦もなし」ですね。
例として朝夕の食事が出ていますが、客として招かれた身で出された食事に文句を言う奴がいるのか、いないだろう、この世での不平や不満もそれと同じで、あなたは客としてこの世に招かれたのであるから、嫌な事や理不尽だと思えることがあっても、客なのだからと思えば、イライラせずに穏やかな気持ちで過ごすことができるのではないかという意味と私は捉えています。
以前のブログにも書きましたが、伊達政宗がやんちゃだった若い頃のことだけを考えれば、何だかイメージにそぐわない気がするのですが、三代将軍の徳川家光にも慕われたということから、やはり伊達政宗はやんちゃというだけでは無かったのでしょうね。
おはようございます。
徐々に一時帰国の日が近づいてきており、少しソワソワする今日この頃です。
私が働いている会社は年に2回、一時帰国の為に約2週間の休暇が取得でき、且つ航空券代と自宅までの旅費は会社持ちと、この一時帰国の面では恵まれています。
海外駐在員というと待遇面などでいろいろ気になる方はいるかと思いますが、さすがに駐在している身でブログに載せるのは憚られますので、具体的なことは書けません。
ただ一つ言えるのは、海外駐在員といっても会社によって待遇面は千差万別で、すごい待遇の方もいれば、案外そうでは無い方もいるので玉石混交といったところでしょうか。
あまり他の駐在員比べることもないので、私の待遇が良いのかどうかは一概には言えませんが、私の場合は日本の給料が据え置きで、現地の会社からも給料が出ている(これが駐在手当扱いになるのかな?)状態です。
昇給や賞与も日本で働いていた時と同様に年次で上がったりというのもありますので、本当に日本の給料プラスαといった感じです。
しかし、びっくりするような駐在手当が貰えているわけではありません。
日本の給料プラスαでこのプラスα分でのみメリットがあるとしたら、私にとっての海外赴任は貴重な経験や今後の昇進面を除けばデメリットだらけです。
なぜか、海外赴任ならではの出費があるからです。
詳細は割愛しますが、日本への一時帰国時などは滞在費によって腰が抜けるくらいお金が飛んでいきます。
またこちらでの生活費も日本以上に掛かります。
こういったことを考えれば、単純にプラスα分だけでは大したメリットは無いということになります。
では、何が良いのか、細かいことですが、まず税金面です。
海外に住んでいる為、所得税や住民税が掛かりません、厳密には赴任地の国へ払っているのですが、この分は会社持ちですので、従来は給料から引かれていた所得税や住民税が引かれませんので手取り額はアップします。
そして住居に関しては、全て会社持ちで、家賃や光熱費、ネット代を支払う必要がありません。
そうなりますとこちらの日々の生活で出ていく主なお金は「食費」のみになります。
ここまで考えて海外赴任はメリットがあると言える状態です。
もちろん、貴重な人生経験と今後の会社内での昇進、転職活動の有利さということを除いてのメリットです。
よほど浪費をしなければお金が溜まる下地も整っていると言っていいでしょう。
しかし、それでも海外赴任は辛いことこの上ないので、ストレスからパーっと散財してしまい、なかなか溜まらない方もいるようです。
また会社によって待遇は千差万別と書きましたが、赴任する国によっても過ごしやすさや暮らしにかかるお金も千差万別ですので、全て同じ海外赴任だと一概には言えないですし、徐々に海外赴任の手当ては各社どこも減らしていっているようですから、海外赴任で家が建つ時代ではなくなってきているのかと思います。
しかし、先程申したようにお金が貯まる下地は整っているので、その国の特性をしっかりと理解して節約に努めればまだまだ魅力のあるポジションかと思います。
昔は今より情報も少なく娯楽も少なかったでしょうが、今は情報もふんだんにあり、海外にいながらお金を掛けなくともある程度楽しみながら暮らすことも出来ますので、昔の海外駐在より待遇面で手取りは減っても残せる額は手取りの減少ほど減ってはいないのかもしれません。
もちろん、日本の生活よりもストレスが溜まりやすい海外生活ですので、節約節約の連続では辛いので、メリハリは大切だと思いますよ。
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