人は時に、健気に生きているだけで、
誰かを救っていることがある。
by東野圭吾(作家)
誰かが仕事を頑張っている姿や人々の笑い声、そして誰かに何気なく声をかけてもらっただけで、勇気付けられたり、元気をもらったことってないですか?
私はあります、そしてそれをその人に伝えてみても、そんなことあったか?覚えてないなぁと言われることもしばしばです。
ただ、これは何も、自分が誰かに勇気や元気をもらうことに限ったことではなく、自分の健気な姿が相手に勇気や元気を与えることだってあります。
健気に生きる、健気に頑張る、それだけで誰かを幸せにしていることがあるかもしれません。
そう思うと、あ、何も考えずにやってきたけど、これにも意味があるかもしれないなと、心が温かくなります。
本日の名言のキーワードは「健気に生きる」です。
今日も目の前の仕事を頑張り、私も健気に生きようと思います。
それにしても、本日の写真、自分で選んでおいてなんですが、真ん中の犬、可愛すぎですよね。
おはようございます。
以前読んだ小説を紹介します。戦国時代小説の合戦屋シリーズです。
最初に出版された哄う(わらう)合戦屋(一番上の本)はかなり前に購入していたのですが、何となく読む気がせずに、ずっと積読となっていた小説です。
主人公の石堂一徹が架空の人物ということもあり、何だか興味をそそられない感じもしていました。
歴史小説を読むにあたって、何が良いのかというと、小説という枠組みの中でフィクションが入りながらも、実在した人物が活躍する、ここに面白さがあると思っています。
もちろん、歴史小説の楽しさはこれだけではありませんが、まず読む前に私の中での歴史小説の楽しみが一つ無くなっているのです。
おそらくそれが、長い間積読になっていた理由と察せられます。
たまたま時間が出来たので、積読本を少しでも減らすために、読み始めました。
恥ずかしながら、止まりませんでした。
これは面白かったです、主人公の石堂一徹は架空の人物で、主君として仕えた遠藤吉弘も架空の大名なのですが、この架空の人物が歴史上の実在の人物たちの中に違和感なく入っています。
ちょうど、武田信玄が頭角を現す時期で、当然のことながら、実在の人物である彼らも登場します。
途中まで読んで続編があると知った時点で、早速注文した次第でした。
歴史小説は歴史を知れば知るほど面白くなるのですが、入門するにはこういった切り口の小説の方がわかりやすくて良いのかもしれません。
石堂一徹は架空の軍師で、いくつもの戦を己の武力と知恵で乗り切るのですが、その戦描写も豊でわかりやすいです。
歴史小説でよくあるのが、記録が残っている戦ですと、残っている資料の情報を余すことなく書かれる作家の方もいる為、戦の様子がかえってわかりにくいことがあります。
しかし、この小説に関しては、非常にわかりやすいです、そもそもの戦自体は実在しても、石堂一徹が架空の人物なので、資料に左右されないところ多くありますので、それもの理由の一つかと思います。
書評も結構たまっておりますので、また折を見てブログに書きたいと思います。
ブログランキングに登録してます。
応援宜しくお願いします。