誰も一夜にして肉体を鍛えようなどとは思わないだろう。
それなのに、こと精神に関しては、
すぐにも効果が現れるのが当然だと考える人が多いようだ。
byウェイン・W・ダイヤー(心理学博士)
何と言えばいいのでしょうか、この言葉も非常に強い感銘を受けた一つです。
言葉そのままの意味ですので、あえてコメントも必要無いかと思います。
精神というのは、一見、すぐにでも変えられそうなものです。
本を読んだり、セミナーを受けたり、それこそ旅行に行っていろいろ経験をしたり。
私も同様に誤解をしていたことがあります。
元々読書好きだった私が大学生になり、巷の自己啓発本を読んだときのことです。
強い感銘を受け、そうだ、それだ!俺は変わったぞ、うおー!ってなってました(恥)。
しかし、実際は一時的にテンションが上がっていただけで、結局のところ何も変わりませんでした。
要するに精神も肉体と一緒で一夜にして鍛えられるものではない、と。
例えば、優しい人になりたいと思っても、我慢強い人になりたいと思っても、根性のある人になろうと思っても、明るい人になろうと思っても、思っただけで一夜にしてなれるものではないかと思います。
ただ、毎日、そうなろうと思って過ごしたり、例えば自己啓発本でも何冊も読めば、自分の感覚を刺激をし続けることになりますので、ゆっくりではあると思いますが、肉体を鍛えることと同様に精神も鍛えられていくのではないかと思います。
筋トレやランニングが筋肉を鍛える手段であれば、精神を鍛える手段というのは、日々の体験や知識、経験といったものでしょうか。
おはようございます。
最近読んだ本を紹介します。
私は時折Amazonの興味のある分野を確認して上位の本の中で気になる本をチェックし、一時帰国の際に購入して読んでいます。
上記の本もその中の一冊です。
面白い本でした、この著者が書いたギリシア危機の「黒い匣」という本もいずれ読んでみたいと思います。
ただ、経済の本を多く読んでいる方、世界史に詳しい方には少し物足りない内容かもしれません。
「父が娘に語る」って書いてあるぐらいですから、どちらかというと入門書的な感じは否めませんが、それでも文章の構成が良い為か、ストレスなく小説のように読み進めることが出来ました。
経済の本というよりは金融史的なことも多かったです。
経済や金融史に関して、あまり本を読んだことがないという方にはお勧めの一冊です。
ただ、私的には、本の装丁、帯が気になります。
ちょっと今風に成りすぎていて、んーという感じです。
確かに目に留まりやすさもあってここまで多くの人に読まれたのかもしれませんが、「異様に面白い」とか「読み終えた瞬間、世界が180度変わって見える」ていうのは、???と思ってしまいますし、逆に内容が安っぽく見えてしまいます。
でも、最近の装丁や帯って、こういうものかもしれませんね。
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