もらった馬の歯を見てはいけない
By 西洋のことわざ
どういう意味かわかりますか?
私は馬に乗ることが好きですが、特段、馬の体に詳しいわけではありませんし、この言葉の意味は馬に詳しいからと言ってすぐにわかるようなものでもないかもしれません。
馬にも当たり前ですが、年齢があります。
馬にはそれぞれ個性があり、軍馬として考えれば、年をとっても速い馬や猛々しい馬はいるかと思いますが、年齢を重ねれば重ねるほど馬も老いていきます。
そして、馬は歯を見ればおおよその年齢がわかると言われています。
このことから、人からいただいた馬の歯を見て、馬の年齢を確認してはいけない、要は好意でいただいたものを疑ってはいけない、ケチをつけてはいけないということと捉えられています。
本日は、意味あって馬にまつわることわざを書きました。
今夜(日本時間)、フランスにて世界最高峰の競馬レースの一つである凱旋門賞が行われます。
この凱旋門賞は、世界一強い馬を決めるレースと言っても過言ではないのですが、世界中に様々なレースがあり、賞金額や規模を考えれば、一概にそうとは言い切れないのが実情です。
凱旋門賞は芝コース、アメリカの主流はダート(砂)、そして凱旋門賞は2400mで、距離適性も関係してきますので、そういった意味からも単純に凱旋門賞は世界一の馬を決めるレースだとは言えません。
それでもやはり日本のホースマンにとっては凱旋門賞制覇は大きな目標となっています。
もちろん、今まで日本の馬も勝ってなければ、日本の騎手も勝っていません。
この凱旋門賞は欧州以外で馬は勝っておらず、日本馬の最高着順は2着です。
私は武豊騎手が好きですので、今年も参戦する武豊騎手を応援します。
今年の日本馬は3頭(キセキ・フィエールマン・ブラストワンピース)で、武豊騎手は日本馬ではなく、フランス馬(馬名:ソフトライト)からの依頼を受けての参戦です。
今年の日本馬の鞍上はキセキ・スミヨン騎手、フィエールマン・ルメール騎手、ブラストワンピース・川田騎手です。
私としては日本人騎手が日本馬を駆っての優勝が見たいのですが、欧州は欧州騎手に任せたほうが良いということなのでしょうか、最近は日本馬の鞍上は欧州騎手が務めることが多くなっています。
私としては、日本人騎手に優勝してもらいたいという意味も込めて、今夜は武豊騎手と川田騎手を応援します。
特に武豊騎手は7回目の挑戦となりますので、駆る馬は日本馬ではありませんが、何とか悲願を達成してほしいです。