雨が降れば、傘をさす。
by松下幸之助
この言葉を聞いただけでは何を意味するのか分からない方もいるかと思います。
私は当初、雨を嫌なことや辛いことに例えて、雨が降れば傘をさして、雨が止むのを待つしかないから、とりあえず傘をさしなさい。どうして雨が降ったんだと考えても仕方のない事だし、悩んで考えながら雨に打たれるのではなく、傘をさしなさい(その場しのぎでも何でもいいから対処しなさい)というような意味合いかと思っていました。
全く違っておりました(笑)。
この言葉の意味は、人として当たり前のことをしなさい、という意味です。
この言葉には少し続きがあります。
雨が降れば傘をさす、暑く成れば薄着をする、寒くなれば厚着をする
これは当たり前のことですよね。
こんな当たり前のことをなんでわざわざ話すんだと思うかもしれませんが、松下幸之助は、こと商売や経営になると、この当たり前のことをやらない方が多く、概して失敗していくと言っていました。
ここは私の推測ですが、適正な価格で売る、顧客へ嘘をつかない、品質の悪いものをつくらない、社員へ還元する、採算悪化前提で無理に注文を取ってこない、ぼったくらない、こういった基本がとても大切なのに、商売や経営でお金が絡んでくると私心が出たりして、当たり前のことをやらない、雨が降っているのに傘をささずに歩いていく人が意外に多いのだということかと思います。
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