はっとさせられる言葉たち

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カニを食べに行こう!(カニの種類とは?ブランドガニとは?ブランドガニを食べに行く際の注意点とは?)

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唐突ですが、カニの種類やブランドガニってわかりづらくないですか?

私自身、福井で越前ガニを食べてみようと思い、調べ始めたのですが、非常にわかりづらかったので、一度まとめてみました。

またカニが食べられる旅館に泊まりに行きたいと思っても、価格差があまりにも大きく、何で民宿っぽいのにこの値段?高そうな旅館なのに、何でこんなにお値打ち?ということありませんか?

ズワイガニ?タラバガニ?毛ガニ?越前ガニ?松葉ガニ?極?献上級のカニ?ズボガニ?セイコガニ?などなど、私自身が調べた日本のカニ情報を主にズワイガニ、越前ガニに絞ってお伝えします。

下記でお伝えするのは、基本となるカニの種類、ブランドガニ、旅館や料理のコースを選ぶ際の注意点です。

 

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目次 

カニの種類

・タラバガニ

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エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科に分類されるヤドカリの一種です。タラバガニって実はヤドカリの一種なんです。ヤドカリの一種と言うこともあり、味はエビに似ていますが、身が大振りで食べごたえがあります。料理では、大振りな身とプリプリの食感を利用したソテーや焼きガニなど、味付けをして食感を楽しむスタイルが多いです(もちろん茹でガニもあります)。またカニ料理のひとつで有名なカニ味噌もタラバガニのものはおいしくありません(調理前に捨てられることが多いです)。タラバガニは他のカニと違い、繊細な甘みを楽しむという感じではなく、大振りでプリプリの身を楽しむ感じです。また、日本に出回るものは身がしっかりと詰まって良質なロシア産が多い為、ブランドガニも北海道の花咲ガニぐらいです。

・ズワイガニ

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エビ目カニ下目クモガニ科に分類されるカニの一種です。こちらはタラバガニと違って正真正銘のカニです。足の数に注目して下さい。タラバガニは8本、ズワイガニは10本です。ズワイガニの特徴はカニ特有の繊細な身の甘みと濃厚なカニ味噌です。タラバガニと比べサイズが小ぶりな為、安いコースやバイキングで食べるカニで、「食べるとこが少ない」と感じたことはありませんか?これらは小ぶりで安価なズワイガニであることが多いです。ただ、ズワイガニには有名な越前ガニ、加納ガニ等のブランドガニもあり、日本で有名なカニというと、こちらのズワイガニであることがほとんどです。料理ではメジャーな茹でガニ、焼きガニ、そしてカニ味噌やカニ刺しなど、何かで味付けをするというよりはカニの本来の味を楽しむスタイルが多いです。主な産地としては日本海側である福井、京都、石川、鳥取などです。

・毛ガニ

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エビ目カニ下目クリガニ科に分類されるカニの一種です。こちらもズワイガニと同様に正真正銘のカニですが、タラバガニやズワイガニと違い、市場に出回る数が少ない為、食べる機会はタラバガニやズワイガニに比べ少ないかもしれません。サイズは小ぶり(ズワイガニより)ですが、ズワイガニと同様にカニ特有の繊細な甘み、濃厚なカニ味噌が楽しめます。こちらは北海道が主な産地となっております。

 

上記の3つが主要なカニの種類です。

 

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ブランドガニとは?

そしてブランドガニの説明をします。

ブランドガニとして有名な越前ガニの他にも、松葉ガニ、間人ガニ、加納ガニ、柴山ガニ等々、特に最近は地域ごとでブランド化を図り、足にタグをつけ、差別化を図っていますので、どんどんブランドガニが増えており、少しややこしく感じるかもしれません。

これは、主にその地域や漁港で獲れたカニで大きさなどの基準をクリアしたカニにブランドを銘打ったもので、カニの種類が違うわけではありません、どのブランドガニもカニの種類は上記の3(タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニ)つで、獲れた場所が違うのだとお考え下さい。

従ってよく聞く越前ガニ、これはズワイガニです。

また日本で有名なブランドガニのほとんどがズワイガニです。

ズワイガニと越前ガニってどう違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に言ってしまえば、越前で獲れたズワイガニ、これが越前ガニです。

詳しく言えば、三国港・敦賀港・小浜港で水揚げされ一定の基準をクリアしたカニが「越前ガニ」と呼ばれます、参考までに。

また越前ガニでも最高級のもの(主にサイズ)は「極(きわみ)」と呼ばれ、他に柴山ガニでは「柴山ゴールド」、鳥取松葉ガニでは「五輝星」、香住松葉ガニでは「香住PREMIUM」などもあり、それぞれまた別のタグを付けています。

後程ご説明しますが、越前ガニでは「献上級」というのもありますね。

ややこしいですが、このように基準を設けて選んでくれているのであれば、価格が上がっても、当たりはずれが減ると思えば、消費者にとっても悪い傾向ではないかもしれません。

まとめとなりますが、ブランドガニは、ある特定の地域で獲れ、且つ基準をクリアしたカニとお考え下さい。

料理や旅館のコースにこのブランドガニ名が謳われていない場合は、ブランドガニではないカニ(産地やサイズにより基準をクリアしなかったカニ)か、冷凍か、海外産と思ってください。

ブランド化は一種のアピールで、ブランドガニは高価です。

ブランド名が入っていないカニのコースで「ズワイガニづくしコース」等のみ書かれていた場合は、ブランドガニが使用されないケースがほとんどです(※私の独自調べです)ので、ご注意ください。

 

 

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番外編(ズボガニ?セイコガニ?)

番外編ですが、カニの種類やブランドガニとは別で、ズボガニやミズガニ、そしてセイコガニやセコガニ、コッペガニという名前のカニがあります。

まず、ズボガニ、ミズガニは、脱皮したてで成熟する前のズワイガニです、脱皮したての為、地方によって呼び名が変わるそうですが、成熟する前で、食べると成熟したズワイガニに比べ、味に濃厚さがないのが特徴ですが、逆にカニ本来の甘みを感じやすいなどの意見もあります。

次にセイコガニ、セコガニ、コッペガニですが、こちらはズワイガニのメスを指します。

メスの為、身がとても小ぶりですので、身を食べるというよりも濃厚な味噌や内子、外子を食するのが一般的だそうです。福井で有名な開高丼は、このセイコガニを使っています。

 

料理や旅館を選ぶ際の注意点

さて最後は、料理や旅館を選ぶ際の注意点です。

私が今回、福井県で旅館で越前ガニを食べたいと思い、旅館を選ぶ際に四苦八苦しましたので、旅館を選ぶ際の注意点を書いています。

 

・旅館のクラス

カニとは何ら関係が無いのですが、当然旅館のクラスによってそもそもの宿泊料金が変わりますので、まず最初にお伝えします。

民宿、旅館、ホテル、高級宿で、値段が当然変わります。

おいしいブランドガニをお腹いっぱい食べたいが、値段を安く抑えたい方は「民宿」が一番リーズナブルです。

もちろん民宿でも大なり小なり違いはあります。

ただ、高級旅館と民宿で同じように「越前ガニコース」と書かれ、値段に変わりが無ければ、高級旅館の方は料理に使うカニのサイズや量(後述)が違うはずです。

注意点は高級旅館の「ズワイガニコース」です。これは越前ガニは使用されていないと思って下さい。

 

・料理へのカニの使用量

カニを何杯使うか、越前ガニであれば1杯(匹)がとても効果ですので、例えば茹でガニは二人で1杯なのか、一人で1杯なのかでも料金が異なります。

また茹でガニの他に、コースの料理は、何があるか、焼きガニやカニ刺し、天婦羅やかにしゃぶが付いていれば、ほぼフルコースとなります。

逆に茹でガニが一人一杯でも、コースの料理種類が少なければ、カニをそこまで使用していない可能性があります。

ここで重要なのは、コースに使われているカニの数量を把握することです。

 

・使用するカニ(主に茹でガニ)のサイズ

これも料理や旅館のコース料金に大きく影響してきます。

焼きガニやカニ刺しについてというよりも、茹でガニにどういうサイズのカニを使うかですね。

越前ガニで言えばサイズの大きい「極」は高価であることは想像がつくかと思いますが、それ以下のサイズでも、価格帯が分かれます。

例えば、1.0~1.2kg、900g~800g、500g等々、小さくなれば小さくなるほど価格が下がります。ちなみに越前ガニの1.2kg以上は献上級と言われます(諸説あり)。

従って、茹でガニは一人一杯と書かれていても、どのサイズのカニなのかでお値段も変わってしまいますので、料理(特に茹でガニ)に使われるカニのサイズも要確認です。

ただ結構濁して書いているところが多いです(カニは相場によって値段が変わりやすいからか?)し、大サイズや特大サイズという書き方をして紛らわしい感じもしますので、参考までに留めておいても良いかもしれません。

ただ、多くの旅館でどの蟹のサイズを使用するかでコース名を分けているところも多いです。

 

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まとめ

上記、カニについてざっとまとめるつもりでしたが、思いのほか長くなってしまいました。

カニの種類もわからなかった私が、越前ガニを食べる、旅館の予約をするんだ!と鼻息荒く調べた結果で誤った情報かもしれませんので、その点はご了承願います。

自分自身、調べだしてかなり困惑した次第ですので、どなたかの旅館選びやコース選びの参考になればと思い、ブログに書いた次第です。

来月(2020年1月)に越前ガニを食してきますので、また報告します。

 

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