旅の過程にこそ価値がある
byスティーブ・ジョブズ(アップル設立者)
スティーブ・ジョブズの名言です。
スティーブ・ジョブズの名言は以前にも紹介しました。
改めて本日の名言、旅について、ですが、旅以外にもいろいろ言えることだと思います。
旅の過程にこそ価値がある
旅の目的はそれこそ単純で、目的地へ行くこと。
しかし、その目的地へ行く為に、人それぞれ違う方法や予定を立てます。
今の時代、いろいろと整備されているので、行けるかどうかわからない、なんてことはほとんどないでしょうが、それでもやはりその目的地や何か目的へ到達する手段というのは人それぞれです。
交通手段でも、飛行機を使うのか、船を使うのか、電車で行くのか、車で行くのか、自転車で行くのか、はたまた歩いていくのか、様々です。
個人で行くのか、ツアーで行くのか、それとも現地にいる友達に案内してもらうのか、いろいろな方法があります。
過程にこそ、価値があるというのは、目的地や目的が同じだったり、結果同じことであっても、やはり人それぞれで過程は違うし、だからこそそこに価値があるというのは、わかる気がします。
例えば、子どもが隣町まで自転車で行くのと、大人になって電話や車で隣町に行くのでは、経験としては全く違うものです。
また他にも、海外旅行。
私はインドネシアに駐在をしているという環境で、最近はコロナで無くなりましたが、今までは連休があるたびに旅行をしていました。
例えばバリ旅行。
私の中でのバリ旅行は身近で気軽に行けるものですが、日本に住んでいればそれこそバリ旅行は大きなイベント、そしてインドネシアで現地に暮らす貧しい方がバリ旅行となれば、それこそ一生に一度クラスの一大イベントです。
同じバリに行っているのに、全く違う経験になるでしょう。
また例えば、海外へ個人旅行で自分で手配して目的地まで行くのと、パッケージツアーで行くのとではまた異なります。
ツアーであれば簡単に行ける目的地も個人旅行だとたどり着くのでさえ難しかったりします。
でも、やっぱりその目的地へ到達出来た喜び、そこで見る風景を見て思うことは、ツアーバスから、さっきまで寝ていたであろう寝ぼけまなこで出てきた旅行者とは違う感情と言えます。
パッケージツアーへの批判と思われたら嫌なので、少し書かせてもらいますが、個人旅行の最大の恩恵は、小さなことでも毎々の達成に感動できることだと思っています。
一方、パッケージツアーは、個人旅行では得られない大きなものを効率く良く見ることができ、また先々でもガイドから知識の補足などをしてもらえます。
個人旅行では単なる建造物や風景であったものに対し、歴史も交えてみることが出来るというのは大きなメリットです。
個人的な話になりますが、私は学生時代にモンゴルの乗馬ツアーへ頻繁に行っていました。
学生向けのツアーでした。
そのツアーは、長年の実績から、いわゆる駿馬と呼ばれる荒々しい生粋のモンゴル馬にも乗せてもらうことも可能でした。
これが個人旅行だったらどうでしょうか。
モンゴル人の宝とも言える駿馬を見ず知らずの外国人に乗せるでしょうか。
乗せませんよね。
荒々しいので落馬して怪我をしたらと思えば、乗せるはずがありません。
個人旅行では、大人しくて、駿馬とは呼べない馬に乗せてもらい、引馬をしてもらうのが関の山です。
そうなれば自由に駿馬を疾駆して見る草原の素晴らしさを感じることは出来ません。
余談が長くなってしまいましたが、個人旅行もツアーも良さはそれぞれだと伝えたかったと思ってもらえればと思います。
旅の過程にこそ価値がある。
仕事でもそうですよね。
結局、同じ結論に至っても、それまでに交わした議論の数や思考回数が多ければ多いほど、やはり違ったものになると思っています。
人の成長にも繋がりますし、例えばプロジェクトなら、その後の進捗にも影響が大きいはずです。
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