謙虚な人は誰からも好かれる。
それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。
byレフ・トルストイ(ロシアの作家)
ロシアの作家であるトルストイの名言です。
トルストイの名言は以前にも紹介しました。
改めて本日の名言。
謙虚な人は誰からも好かれる。
それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。
シンプルな名言ですが、的を得ていると思います。
傲慢な人が好き、という人はいないでしょう。
私は単純に、誰からも好かれたいので、誰に対しても謙虚でいたいなとは思います。
しかし、謙虚な人は誰にでも好かれるというのを知っているのに、謙虚になろうとしない人は多いです。
これは価値観の違いで、そういった人は単純に誰からも好かれる必要は無いと考えているだけです。
これに関しては、良いも悪いもありません、価値観は人それぞれです。
でも皆から好かれなくても良いと思う人でも、好かれなくては!と思えば謙虚になるものです。
例えば、下に対しては厳しいのに、上に対しては謙虚な(ヘコヘコする、という言葉の方が良いのかもしれません)人がいます。
これは、下から好かれなくても良い、でも、上からは好かれなければと思うからです。
言ってみれば、下から好かれなくても困らない、でも、上から好かれないと困ってしまうという理屈です。
考え方は人それぞれなので、それもまた悪いとは思いません。
もちろん、私自身、人によって傲慢になったり、謙虚になったりと態度を変える人は好きではありません。
でも、その傲慢な様子を見て、あまり良い気はありませんが、その人の自尊心は満たされます。
ひょっとすれば、その傲慢さが、この社会における数少ないストレス解消手段なのかもしれません。
でもそういった人へ一つだけ伝えておきたいのは、好かれなくても困らない人と好かれなくては困る人、これを明確に分けるのはほぼ無理だということです。
そもそも人間の考えなんて浅はかなもの。
自分にとって必要な人か必要でない人なのか、明確に線引き出来る程賢い人は見たことありません。
そして、人生何が起こるかわかりません。
会社でも、下に対して、傲慢な上の人は多いです。
しかし、数年後、もしくは数十年後、立場が逆転する人だっています。
そして、下に対して傲慢だったその人は、最後、下から足をすくわれます。
会社で働いて私はまだ10年も経っていないですが、そういったケースもいくつか見てきました。
そして少し話は逸れますが、日本の商習慣でも、同じような失敗は多いです。
日本は、顧客なら何を言っても許されるような雰囲気があります。
私も営業時代、わがままで傲慢な顧客をいくつか抱えていました。
今、私はインドネシアで働いていますが、日本の商習慣をそのまま持ち込んだ人の失敗談はよく聞きます。
顧客なんだから、買い手なんだからと、傲慢な態度をとる日本人の営業マンや購買担当は多く、時折、そういった人達が、サプライヤーから商売を切られたり、出入り禁止にさせられたというのはよく聞きます。
私は、謙虚になるべき相手とならなくてもよい相手を明確に線引きするなど無理だと思うので、誰に対しても謙虚である方が考え方としては楽で、間違いが少ない、単純にそう考えています。
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