力をぬいてはじめて「あたえられ」るもの、
うまくいくものがある。
byミヒャエル・エンデ(作家)
ドイツの童話作家であるミヒャエル・エンデ氏の名言です。
力を抜くことは時に大切だなと思うことがあります。
それでも、力を抜いてはいけない場面だってあります。
いつも力を入れてばかりではいけないし、力を抜いてばかりいてもいけない。
どっちが良いのか、それは時と場合によります。
この名言は力を「抜くこと」の大切さ、ではなく、力を「抜いてみる」ことの大切さを伝えたいのだと思います。
自分の思った通りにならないことが多い時や、疲れてしまったとき、辛いとき、そんなときは力を抜いてみてはいかがでしょうか。
力を抜いてばかりいてはいけませんが、案外、力は抜けないと思ったときほど、試しに力を抜いてみることでうまくいくことも多いような気がしています。
おはようございます。
先日「全日空、長期休職制度を導入 理由不問で最大2年、4月から」という見出しのニュースがありました。
今回のコロナによる国際線の減便は目も当てられない数となり、そんな中での導入なので、働き方変える、というよりも、経費削減の策だとは思います。
しかし、もしこれがコロナ収束後も続く制度であれば、働く人にとってメリットは大きいと思います。
時折、仕事をしながら考えるのが、なぜこれほどストレスに苛まれながらも働かなければならないのか、ということです。
働く理由に「生きがい」というのがありますが、当然、働かなくても「生きがい」はあります。
そして働いていて、その仕事に「生きがい」を感じなければ、働くというのは、生活のため、すなわち「お金」のためです。
従って、十分お金があれば働かなくても良いんですが、十分とは、要は死ぬまで収入が無くても大丈夫と言えるだけのお金です。
なかなかそれだけのお金を持っている人はこの世にいないと思います。
一方、1~2年の間は収入が無くても大丈夫という方はかなり多いはずです。
しかし、仕事は辞められない。
それは、1~2年後に今と同じぐらいの収入が得られる仕事が見つかる確証はないからです。
だから、働き続けます。
私も同様に、目先の生活には困らない蓄えはありますが、自由な時間が欲しいという理由だけでは、1~2年間仕事をしないという選択肢は選べません。
なぜなら、1~2年後に収入が得られる保証がないからです。
例えば、年収500万の仕事を辞めて、1年間を自由に過ごす。
この場合、1年という時間を500万円で買ったように思えます。
しかし、本当にその500万円だけで済むのか、ということです。
1年後に今の収入と同じ収入が得られる保証が無いので、500万円で買ったと思っていた1年間は、下手をすれば、それよりかなり高額になる可能性だってあります。
そう思うと、人は動けない。
私も同じです。
しかし、この全日空の休職制度は、すなわち、時間をきっちり定価で売ってくれるとも捉えられます。
休職は復職前提です。
これは働くうえで非常にメリットが大きいと思います。
自由な時間が買え、リスクは一定額の金銭のみにと考えられるのは良いですよね。
「世の中そんなに甘くない」と言われれそうですが、だからこそ、どう上手に生きるかが大事なんだと私は思います。
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