壁というのは、できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。
byイチロー(元野球選手)
イチローさんの名言です。
今の自分に言い聞かせたいという思いも込めて、本日、紹介させていただきました。
壁というのは出来る人にしかやってこない、だから壁がある時はチャンスと。
でもこれ、一番大切なのは、それを壁だと思うか、思わないか、にあると思います。
とある人は、何かを見て、それを乗り越えるべき壁だと思う、でも、ある人はそれを見て乗り越えられない山のようなものだと思う、ある人はそれ自体に全く気付かない、この3択です。
なぜ、それに気付いたのか、そして、なぜそれを乗り越えられる壁だと認識したのか。
私は、出来る人だから、それに気付き、そして、それを乗り越えられる壁だと認識したのだと思っています。
出来ない人であれば、それに気付かない、もし気付いてもそれを乗り越えられる壁だとは認識しない。
だから壁は出来る人にしかやってこないんだと思います。
壁が来たと嘆くのではなく、まずそれを壁だと認識できた自分に自信を持っても良いと思います。
おはようございます。
本日の名言紹介の冒頭に「今の自分に言い聞かせたい」と書きましたが、そうです、ちょっとした壁がやってきました。
毎度毎度、仕事のことです。
私は日本の本社から駐在員としてインドネシアの自社工場に赴任しています。
組織体制は日本人の社長、工場長、そして私の3人に、下に現地スタッフや従業員が約300人います。
壁というのは、工場長の退社が急遽決まり、後任を設けずに今後は2人体制で行っていくことと本社の会長より連絡が入ったからです。
この場合、工場長の業務は全て私に来ます。
もちろん、現時点でも私が担当している仕事はあるので、仕事量は相当増えます。
当初、このコロナ禍での急な人事はおかしいだろう、と思ったのですが、情報の整理をしてみると、意外に納得、というか、確かに最善かと思われるものではありました。
以前のブログに書きましたが、事の発端は社長交代劇です。
社長交代が社長の保身と延命策に翻弄されて一向に進まず、そうこうしているうちに、コロナでインドネシアも日本と同じように外国人の入国が禁止されました。
こういった情報に海外に住んでいる日本人は敏感なのですが、居住許可があれば外国人でも問題ありません。
外国人の入国を禁止しているインドネシアでも、居住許可を貰っている私は自己隔離などの条件付きで入国は出来るのです。
しかし、新規にビザを取得して入国、これが出来ません。
これで社長交代の目途が、時期的にいつかというのが断言できない状態になりました。
本社も今までのように「もう少し様子を見て」というのでは、どうなるかわからないと悟ったのでしょう。
社長交代が進まない中で出来ることは何か、と考えたのが、工場長の早期退社。
元々、工場長も今年中に退社する予定でした。
社長交代終了後に工場長の退社、そして新体制のもとで管理体系を再構築するはずでしたが、社長交代が進まない状態で先延ばしになると、この社長交代劇と工場長の退社がほぼ同時期になる可能性がありました。
言うなれば、同時期に二つの爆弾が投下されることになりますので、今のうちにその内の一つを投下しておくことは間違った判断ではないと、私はそう考えました。
そして、工場長の後任を用意しないというのもあながち間違った判断ではありません。
というのもポスト的には、それに準じた人を用意しないのは問題ですが、集団はそれを率いるリーダーや管理職に染まってしまうので、変な人材を投入されるよりはよっぽどマシです。
以前のうちの工場長は他社から引っこ抜いてきた人材で、うちの工場長という仕事は、ほぼ余生に近い形、気に入らなければ従業員へ「なんとかしろ」の1点張りで、仕事としてはとても褒められるような人たちではありませんでした。
現在は、今の工場長の改革の元、まともな工場になりつつありますが、変な人材が工場長として投入され以前の工場に戻るような事態を私は危惧していましたので、変な人材を投入されるよりはいない方がマシだという考えです。
とは言っても、私の仕事も増えるので、その点は歓迎ではありませんが(笑)。
30代前半で300人の工場長というのは骨の折れるポジションです。
工場長を君に、と会社は言ってこないので、その辺はズルいところですね。
ま、社内人事の制度上、それが出来ないのはわかりますが。
工場長が隣で机を片付けていて、本を貰いました。
トヨタ生産方式に関連する本です。
うちの工場はTPS(トヨタ生産方式)を取り入れていて、それの実践の為に投入されたのが今の工場長です。
工場長から「日本へ帰っても気に掛けてるからね」と。
そして「弟子を取った覚えはないが、言うなれば君は僕の一番弟子みたいなもん、頼むよ」と。
私自身の日本への本帰国も近付く中、こうしてまた「壁」がやってきたのでした。
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