はっとさせられる言葉たち

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人は通常、金を貸すことを断ることによって友を失わず、金を貸すことによってたやすく友を失う

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人は通常、

金を貸すことを断ることによって友を失わず、

金を貸すことによってたやすく友を失う

byショーペンハウアー(哲学者)

 

 

 

ショーペンハウアーの名言です。 

この名言、普通は反対だと思いますよね。

お金を貸さないと友人を失うような気がします。

例えば友人からお金を貸して欲しいと言われ、その申し出を断ればその友人とは縁が切れてしまうと思いがちです。

友人と縁を切らない為に、そしてその友人は返してくれるものだと信じてお金を貸すのですが、お金を返してもらえなかったら、その友人とは縁が切れてしまいます。

最終的にお金を返してくれたとしても、やはり一度貸してしまうと互いの関係性も変わってしまうのではないでしょうか。

考えてみたのですが、例えばお金を友人に貸した場合、貸した自分は友人が本当に返してくれるのか気になります、もうその時点で友人とは違った存在に見えてしまうのではないでしょうか。

もし、お金を貸して、まだ返してもらっていないときに食事に誘われたらどうでしょうか。

食事に誘う前に「まず金返せよ」となりませんか。

面と向かって言えなくても、ちょっと思うところが出てきませんか。

素直に「よし、行こう」とはならないと思います、少なくとも私は今までと同じ気持ちで食事には行けません。

もし、お会計になったらどうでしょう。

割り勘か?

この場合は割り勘が最上でしょう。

でも、割り勘でも上記の気持ちは消えませんよね。

自分が全部出す?

これも気分的には良くありません、既に相手へお金を貸して、返してもらっているのを待っているわけですから。

相手が出す?

それこそ、だったら少しでもお金返せよ、ですよね。

例を上げるとキリが無いですが、お金を貸している期間は少なくとも、友人という関係性は少し変わってきます。

でも友人同士の食事ってそれだけなら、何もおかしなことはありませんよね。

でもお金を貸しているが故に、その友人同士の食事が全く別のものになってしまいます。

ということは、少なくともお金を貸している間は、普通の友人同士が行うようなことも出来ない、もしくは、しづらくなってしまうのではないでしょうか。

私は、友人同士だったら当たり前のこともその期間は出来ない、その時点で既に、お金は貸さない方が良いと思ってしまいます。

最終的に返してくれたとしても、「相談があるんだ」と電話が入れば思わず内心「またお金か」となってしまうと思います。

たかがお金、されどお金です。

もし友人にお金を貸して欲しいと言われたら、返ってこないものと思って渡すか、断る、おそらくその2択。

人生はいろいろありますから、状況というものもあるでしょう。

状況によっては、貸すべき時もあるはずです。

時にお金を貸したとて友情が続いていくことだってきっとあり得ます。

ただ可能性として、お金を貸して友を失うことの方が確率は高いような気がします。

私は、もしお金が必要になったら、たぶん友人には頼みません。

というか友人にだけは頼もうとは思いません。

友人を失うのは避けたいからです。

 

 

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