真実が靴を履いている間に、
嘘は世界を半周する。
byマーク・トウェイン(作家)
マーク・トウェイン氏の名言です。
真実が広まるのは遅いと思うこともありますが、実生活では、嘘が広まるのは早いと思うことの方が多いですよね。
事実と違う嘘がなんでこんなに広まっているの、とか。
よくあります。
でもなぜ、真実は広まるのが遅いのに、嘘はあっという間に広がるのか。
これに関して私は、その情報が真実か嘘かというのは、関係無いと考えています。
あるのは、真実は面白みに欠ける内容が多い、そして嘘は面白みのある内容が多い。
そして、面白みに欠ける情報は広まるのが遅い、面白みのある情報は広まるのが早いのではないでしょうか。
面白い情報や驚く情報、それと人を不安にさせる情報というのは、皆々が他人に話したくなるので、あっという間に広まるのでしょう。
真実は意外とシンプルで、面白みに欠けます。
そして反対に嘘は、面白く驚きのあるものが多いです。
真実と嘘、広まるスピードの違いはそこにあると思います。
おはようございます。
先日こんなニュースを見ました。
「大卒内定率 5年ぶり70%割れ」
私もリーマンショックの影響で、就職活動では辛酸を嘗めた世代。
就活を情勢に翻弄される側の気持ちはわかっているつもりです。
当時、エントリーシートを送っては落ち、面接を受けては落ちての繰り返し、何度も「お祈りメール」を貰いました。
お祈りメールとは、ご存知の方も多いと思いますが、不採用である趣旨をメール内で伝え、最後に「今後のご健闘をお祈り申し上げます」からきています。
ドラクエかよ、何かおいのりすれば気が済むんだ、ですね(笑)。
そんな就活ですが、当時はそれが普通で、辛いとは思っていませんでした。
ただ、その後、入社して数年経ち、社内で新卒が採れないという話を聞くようになり、就活が買い手市場から売り手市場になったのだというのを実感しました。
その時は、今の時代に就活していたら私もこの会社じゃなくて大手に入れたのかなぁと考えたものでした。
私は就活時、広告代理店から内定取り消しに近い形で不採用となりました。
もちろん正式(?)な内定取り消しでは無く、あくまで選考に落ちたという体ですが、最終面接後に健康診断を受けてきてくださいと連絡があり、健康診断を医療機関で受け、返事が無かったので確認したところ、「改めて返事しますので」と言われ、後日不採用のメールが入ってきたのでした。
不採用なら、なぜ金のかかる健康診断まで受けさせた?と、当時は何とも言えない負の感情が渦巻いていました。
ただ、その時は既に今働いている会社から内定をいただき、もしその広告代理店がダメだったらウチに来てくださいと言ってくれていたので、その時点で私の就活は終わり、今に至るという感じです。
もし、当時の就活が売り手市場だったら違った人生になっていた事でしょう。
しかし、働いてみてすぐに思ったのは、業界、会社の名前、仕事内容、というのは、言うほど重要ではない。
もちろん関係はゼロじゃない、でも、就活生が思うほど、重要ではないという意味です。
どの業界であれ、どこの会社であれ、どんな仕事内容であれ、結局は何かに苦労し、何かに喜びを見つけ、何かを目指して働いていく、仕事の根本的な部分はどこも同じです。
働いてみてわかるのは、業界、会社、仕事内容、それが自分の仕事人生の全てを決めるものでは全く無いということ。
どういう考えを持って、どう働き、どう成果を出すか、それによって仕事は一変します。
どんな業界、企業、仕事内容でも、生き生きと働いている人もいれば、つまらなさそうに仕事をしている人もいます。
その事から見ても、就活で人生が決まるなんてことはあり得ません。
入った会社でどう働くか、そこが大切です。
以前の記事で就職氷河期に就職をして得られたメリットを書きました。
就職氷河期、買い手市場での就活はデメリットばかりでは無いというのが私の持論です。
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