私達は踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。
が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。
生命のある間は幸福があります。
byトルストイ(作家)
作家トルストイの名言です。
「もう駄目だと思っても、そこから始まるものがある、そう投げやりになって腐るな」と解釈すれば良いでしょうか。
仰々しい感じはしますが、心が救われる名言です。
特に「生命のある間は幸福がある」という言葉です。
生きていれば嫌なことはあります、でも、良いこともあります。
生きていなければ、嫌なことはありません、でも、良いこともありません。
嫌なことの大きさは人それぞれ、他人の嫌なことを、良いこともあるさーと簡単に済ませてしまうことは出来ません。
それでも、生きていれば良いことはあります。
そして、人は最後どうせ死にます。
どれだけ生きたくても、死にます。
だったら生きれるだけ生き続けようと。
極論を言えば、私の場合はそこに行き着きます。
作家の伊坂幸太郎さんの小説の中にこんな文章がありました。
世の中に酷くないことってないでしょ?
生まれた時から、死ぬのが決まっているというのがすでに酷いんだから
言ってしまえば、生まれた瞬間から「もうだめだ」という状態なんですよね。
そう思えばいくらか心が晴れることもあると思います。
おはようございます。
半沢直樹が終わって、半沢直樹の名言紹介をしない月曜日の朝、昨夜はブログを書く必要性にも駆られず、よく眠れました(笑)。
このコロナ禍で、相も変わらず淡々と仕事をしているのですが、先日、心を惑わされることがあり、週末は精神的にちょっと疲れ切っていました。
言ってしまえば、私の駐在の任期についての社内情報でした。
私は今年の11月で丸6年のインドネシア駐在生活になります。
当初の任期は3~5年とアバウトな感じで決められていました。
そして、昨年の4月頃、駐在して4年半を経過したところで、任期を少し延ばさせてもらいという打診があり、了承した経緯もあります。
そしてここへ来て、任期終了の道筋が見えてきたのですが、この任期終了にあたっては、先に社長交代を実施する必要があるということでした。
これは元からそういう道筋でした。
ここでややこしいのは、社長交代をいつ実施すべきかということ。
このコロナ禍でビザ発行などの入国手続きは常時と異なり、相当な手間がかかります。
そこがまず難点なのですが、もう一つ難点なのが、現在の社長の問題なのです。
この現在の社長が社長交代の引き延ばしを画策しているのです。
既に定年間近、簡単に言えば定年間近の状態で親会社に戻っても、まともな席が用意されていないことが分かっているからこその画策です。
まともな席が用意されていない、定年間近で無理やり本社へ戻す理由として、この社長にいろいろ問題(さすがに細かな理由は書けません)があり、会社として良い方向に進むために、言葉は悪いですが、この社長を会社から「排除」するという意思があります。
実はこの社長交代劇は今年の3月に実施される予定でした。
しかし、このコロナ禍、世界各国がコロナによる渡航の自粛や禁止を行い、コロナによって人々が不安になったり、精神的な辛さを覚えた中、社長だけは内心ウキウキしていたと思われます。
そして「この状況で日本から人を入れるのはまずい」「万が一コロナに罹っていたら工場が閉鎖される」など本社に伝え、引き延ばしを画策し、見事引き延ばしに成功したわけです。
そしてそのまま時は過ぎ、現在という感じです。
ここでややこしい問題が一つ発生。
私の働いている会社は日本人が3人。
社長と工場長、そして私です。
この中の工場長がそろそろ退職の道筋をと本社へ意向を伝えました。
この工場長は既に定年を過ぎ、1年ごとに契約を更新している嘱託の身ですので、退職願いについてはおかしくないのですが、そうなるとややこしいのが社長交代です。
3人が近い時期に交代するとなれば、なるべく時期をずらした方が良い事になります。
そこで今月に入り、本社の本部は、社長交代を急ぐべく再度動き出したのですが、またもや社長の引き延ばし画策が発動(←今ここ)したわけです。
情報に振り回されない強い心をと思っても、現実的にはなかなか厳しいものですね。
週末の休日でいくらか気が晴れましたが、少しブルーで面倒くさい日々が続いていきそうです。
任期の長さよりも先が見えないことの方が辛いですね。
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