全てのストレスは私たちに傷跡を残していきます。
でもそれは同じようなストレスに襲われた時に今度は私たちを守ってくれるのです。
byハンス・セリエ(生理学者)
生理学者ハンス・セリエ氏の名言です。
ハンス・セリエ氏は生理学者で「ストレス学説」という論文で初めてストレスを医学用語として用いた人物です。
ハンス・セリエ氏が「ストレス学説」を提唱したのは1936年と言われていますので、今でこそストレスはいろいろ言われていますが、研究自体は昔からあったのですね。
この言葉は名言として紹介していますが、ハンス・セリエ氏は研究結果として事実という意味合いで言ったのかもしれません。
私はストレスに弱いと自分でも認識しています。
しかし、一度ストレスを感じてそのストレスが収まれば、次に同じようなストレスに襲われても、最初の時と自分の体の反応が違う、もしくは少し違うと思うことはないでしょうか。
例えば働き始めて経験するストレス、イライラしたり、パニックになりそうになったり、体の拒絶反応に苦労する等、辛い経験をすると思いますが、二度目は最初ほどの強い感情の揺れは感じませんよね。
初めてのストレスが襲ってきたとき、まずはそれを克服しなければなりませんが、克服する際に、このストレスが未来へ種をまくのだと思えば、少しはイライラが収まるかもしれませんね。
おはようございます。
ストレスの名言を紹介しましたので、日々の仕事の中でストレスに関係する話をしたいと思います。
昨今はストレスがいろいろ問題視され、労働環境は少しずつ良くなってきていると思いますが、それこそ昔の仕事はストレスだらけだったのかなぁと思わされます。
私は昔からある古い業界で働いており、今風なIT、インターネット関連ではありません。
そんな中では60代や70代の方たちもまだまだ働いており、本日の話は昨年会社を退職された70代のAさんの話です。
私が入社した時点でAさんは既に部長という役職を外れて嘱託で、皆に混じって営業をされていました。
Aさんはドスの効いた声が特徴で、長年培った経験と人脈、そして顧客は年下ということもあり、月末決算の前なんかはふざけた感じで「おい、買えよ」とか、「神様、仏様、○○様(顧客担当者名)、買ってください」とか、椅子にふんぞり返りながら「今、会社からそちらに向かって頭下げてます!」と言う有様、見ていて面白いく、物凄いパワフルな方でしたね。
なんせAさんは60歳を過ぎてもどんどん海外出張に行く、もちろん外国語なんて一言もしゃべれません。
これは、社員のBさんから聞いたエピソードですが、Aさんと一緒に海外出張へ行った際、海外の空港での乗り継ぎ時に時計を現地時間にしておらず、気付いたら乗り遅れそうだったときの話です。
Aさんは血相を変えて近くの空港の係員(もちろん現地の方です)に航空券を見せて「この飛行機はどこから出るんだ、どこに行けばいいのか!」と日本語でまくしたてたそうです。
当然向こうは日本語がわからないのですが、Aさんは「ダメだ、こいつはバカだ、日本語ががわからん」と駆け出して行ったそうです。
BさんはそんなAさんを見て内心で「バカはあんたでしょう。現地の人が日本語がわかるわけないじゃないか」と笑ったそうです。
エピソードには事欠かない人で、私の初海外出張もAさんの出張同行でした。
Aさんは海外出張に慣れていると思わせたかったのか、空港の集合時間は飛行機出発の1時間前、あいにくその日は空港が混んでおり、搭乗口まで二人で走る羽目になりました。
面白かったのが、その出張で訪問する顧客は1社のみの1泊2日の海外出張、出張の2日前に担当者の身内に不幸がありアポイントはキャンセル、結局、現地の空港に着いた時点で何も予定が無いという事態でした。
Aさんは人脈を辿って電話をかけまくり、何とか訪問アポを取り、出張報告に記載出来る仕事を無理やり作り、事なきを得たこともありました。
また乗り継ぎの空港で、「お前は若いんだからいろいろ空港内を見たいだろう。俺が荷物番をしているから気兼ねなく行ってこい」と言われ、散策して戻ると、Aさんは荷物の隣にはいたものの爆睡されていました。
そしてAさんは私に起こされて一言「おう、荷物は見張っといたからな」と。
Aさんにはそういった面白い話やパワフルなエピソードが溢れていたので、やはり団塊の世代は面白さとパワフルさで乗り切った世代なんだなぁと思っていました。
しかし、団塊の世代の強さはそれだけでは無かったという話が本日話したかったことです。
と、ここまで書きましたが、長くなってしまいましたので、明日のブログへ続きを書きます。
ストレスに関することは一切書いておりませんね、明日のブログでその点を書いていきます。
続きはこちら(2020年10月2日追記)
スポンサーリンク
ブログランキングに登録してます。
応援宜しくお願いします。