仕方がない・あきらめるという言葉は、
消極的なようでいて、
実はベストを尽くす人の座右の銘でなければならない。
ベストを尽くして、結果がダメなら仕方がないとあきらめる。
by茂木健一郎(脳科学者)
脳科学者である茂木健一郎さんの名言です。
諦めないことが大切だとよく言われます。
しかし、ことの本質としては本日の名言通り「ベストを尽くして、結果がダメならあきらめる」が間違いなく正しいと思います。
ベストを尽くせていないのなら諦めてはダメですが、ベストを尽くしたのであれば、ダメなものはダメと諦めることが肝要です。
でもその、ベストを尽くしたかどうかの線引きが難しいという意見もあると思います。
ただ、それも言ってしまえば、ベストを尽くしていないからこそ思うのではないでしょうか。
ベストを尽くす人にとっては本日の名言通り、ベストを尽くしてダメなら「仕方ない・あきらめる」で結局それが正しいんですよね。
ベストを尽くす、それでダメなら仕方ないと諦める。
以前にこんな名言も紹介しましたね。
あきらめなかったら、いつまでたっても引きずっているばかり、視点を変えれば他にもまたベストを尽くすべきことが見つかるのではないでしょうか。
おはようございます。
本日は9月27日、9月も終わりですね。
インドネシアにいますと季節の移り変わりが、乾季と雨季しかなく、着ている服も一緒ですので、どうしても風情に欠けてしまいます。
唐突ですが、今日は、仕事でも結局は「無いものねだり」、「隣の芝生は青く見える」という話です。
愚痴に近いかもしれませんが。
私の仕事は本社在職時は営業、そして今の赴任先の工場では主に管理業務です。
学生時代のアルバイトや、人から話を聞いたりする中で漠然とホワイトカラーの仕事への憧れはあり、スーツ着て新幹線に乗っていたり、パソコンをカタカタ打ったり、会議室でミーティングをしたり、何をしているかよくわかっていませんでしたが、学生時代のアルバイトが接客業や体力仕事中心だったので、やはり興味もありました。
そして実家が農業だったことも影響していたと思います。
両親がする農業という仕事を見て育ったのですが、朝から晩まで汗だくになって働く両親を見て、ホワイトカラーの仕事の方が農業より絶対に楽だと思っていました。
そして第一希望の業界や職種ではありませんでしたが、いわゆるホワイトカラーと呼ばれる仕事に就いたのですが、今まで働いてきて思うのは、私の予想の半分は当たり、半分は外れということでした。
この半分の意味、おおよそ察しは付くかと思いますが、体力的には楽でした。
飲み会などで疲れることもありますが、それでも体力的には楽だと言えます。
しかし、その反面、精神的には相当きついということがわかりました。
まず、仕事に終わりがありません。
終わりがないというのは、就業時間や残業の問題ではなく、例えば予算・ノルマです。
達成すればひとまずは終わりと言えるでしょうが、逆に達成しなければ終わりません。
就業時間になれば終了というものでは無く、就業時間を終えて帰宅していても、夜寝る前でも、休日でも、厳密に言えば仕事は終わっていません。
そしてクレーム、金曜日に起こるクレームほど、憂鬱になるものはありませんよね。
最終的に、報告書で終わるクレームもあれば、金銭的な補償をして終わるクレームもありますが、どのような処理で終えるにしろ、そこまで進めなければ終わりません。
しかし、結局のところ、予算やノルマ、クレームにしても、毎日の夕食時や寝ている間に解決することはなく、顧客も休みであることが多い土日に考え込んだって解決することはありません。
考え込んでも意味のないときに考え込むのは損でしかありません。
だからこそオンとオフの切り替えが大切なのですが、ぶっちゃけ、しんどいです。
オンとオフの切り替えを、と思ってもどうにも気分が晴れないことが私の実感として多くあります。
何だか、地面にある大きな穴の上に板を渡して、その上で飛び跳ねている感覚、とでも言えば良いのでしょうか。
この精神的な辛さと引き換えに体力的な楽さを手に入れているんだと言われても、納得出来ないと思うことも多いです。
就業時間が来てサッと終われればどんなに楽か、最近はそう思うことが本当に増えてきました。
しかし、やはりそれも一種の「無いものねだり」「隣の芝生は青く見える」現象なんでしょうね。
そう思えば少し心が晴れる今日この頃です。
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