はっとさせられる言葉たち

名言や言葉の紹介&雑記がベースのブログです。時折、何かの解説(カテゴリー「役立ち情報」)や旅行記などを書いていきます。

いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ。

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いつか空の飛び方を知りたいと思っている者は、

まず立ちあがり、歩き、走り、登り、踊ることを学ばなければならない。

その過程を飛ばして、飛ぶことはできないのだ。

byフリードリヒ・ニーチェ(哲学者)

 

 

哲学者ニーチェの名言です。 

何をするにしても順序があり、それを学ばないと次の段階には進めないということですね。

以前に、ルールを破るにはルールをまず学びなさいという名言を紹介しました。

個人的に下記の記事の武豊騎手の判断にはシビれるものがありました(笑)。

上記の名言はルールについてですが、意味自体は本日の名言にも近いかなと思っています。

段階を学ぶ、そしてその段階を踏むことの大切さは多くのことに言えると思います。

スポーツでもそうですよね、例えば私の好きなテニスでもそうです。

相手に勝ちたいと思う前に、まずはテニスというゲームのルールを学び、ボールを打つという動作に始まり、打ったボールを相手のコート内へ入れるコントールを手に入れ、そこからボールへの回転の掛け方を学び、自分に合った強力なショットを手に入れるべく、練習して腕を磨き、そして相手に勝つことが出来ます。

段階を踏む、とは少し異なりますが、まずは知ることが大切でそこを飛ばしてはいけないという点では、サラリーマンのルールや規則、厄介な言葉遣いや所作も良い例かもしれません。

働き始めると、社会人として!大人として!と形容される厄介なものの多さに辟易します。

挨拶に始まり、敬語、電話のかけ方、メールの書き方、名刺交換の仕方、飲み会での変なルール、いろいろありますね。

飲み会なんて最悪ですよね、乾杯時のグラスは下につけろだの、グラスを空にするなだの、箸を最初に付けるなだの、食べ切るなだの、料理は端からとれだの、煩わしいったらないです。

でも、なぜこれらのルールや規則があるのか、厄介な言葉遣いや所作があるのか、なぜそれを守る人が多いのか、守った方が良いと言われるのか。

そして、気を付けたり守ったりすることでどんなメリットがあるのか、その点は知っておいた方が良いですよね。

これらを煩わしいからと言って完全に無視するのは得策とは言えません。

私は、これらの多くが、ビジネスで最も大切なのは、品質でも納期でも価格でもなく、自分の印象と相手の感情だという点に基づいているからだと考えました。

それが時代の流れで誇張され、面倒くさい感じになっているのだと思います。

もちろん、こんなことをしなくても、自分は良い印象を与えられる、相手からも好意的に見られるのであれば、それで良いです。

でも言ってしまえば、これらのルールや規則、言葉遣いや所作さえ身につけてしまえば、簡単に自分を良く印象付け、相手からの好意も得やすいとも言えるのではないでしょうか。

何を思っていていようが、していようが、これらが出来ていれば、他の事がテキトーでもダメージが少ないのは事実です。

そして他の事が完璧に出来ていたとしても、これらが出来ていなければ、ダメージは結構大きいんですよね。

これらを理解して初めて、面倒くさいと思って止めるか、面倒くさくても学ぶか、を選べば良いのだと思います。

私は後輩には強要しませんが、後者の学ぼう、知っておこうと思ったタイプです。

単純にコストパフォーマンスが良いと思ったからです。

ルールさえ知れば、簡単に良い印象付けができ、相手からも好意的に見られます。

その上で仕事でも成果が出せれば、それこそ倍々チャンスです。

そして、この社会人の、ルールや規則、言葉遣いや所作から派生したもので、「ゴマすり」というものがあります。

ゴマすり、嫌な言葉ですよね、嫌すぎます。

他にも、尻尾を振る、ヘコヘコする、媚びへつらう、これらもまさに嫌な言葉ですね。

ゴマすりは、白を黒と言い、黒を白ということに近いと思っていますので、私はしていません、したくもありません。

しかし、ゴマすりをした人が出世していくというのはどこの会社でもあると思います。

ゴマすりは良い行いとは言えません、しかし、ゴマすりをした人が出世していくことを知ったうえで、なぜゴマすりが出世に影響するのかを知ることは大切だと思っています。

結局、会社の出世は上司のさじ加減一つで、しかもそのさじ加減は上司の気持ちによるところが大きいんですね。

私には、会社で働いている以上は出世したいという希望があります。

その中で、目指すのは、ゴマすりをせずに、ゴマすりと同じ効果が得られると思うことをどんどんやっていくことです。

具体的に申せば、任された仕事を丁寧に早く、そして相手の期待することを予測してプラスαのことをやっていく、これを念頭に置いています。

そして、ちょっとブラックな方法に感じるかもしれませんが、自分の協力が無いと相手もスムーズに仕事を進められないような「感じ」を作っていくというのはあるかもしれません。

ブラックな、とは書きましたが、これとてゴマをするよりはよっぽど正攻法に近いと思っています。

順序やルールから派生して話がへんてこな方向へ行ってしまいましたが、どんなことをしようと思っても、やはり何事もルールや段階をまず知るというのは大切だと思います。

 

 

 

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