他人と最もうまく協力できる人が
最大の成功を収めることになる
byアンドリュー・カーネギー(実業家)
アメリカの実業家であるアンドリュー・カーネギー氏の名言です。
本日の名言ですが、他人とうまく協力し合うことの大切さを説いています。
一人で出来ることはたかが知れていますから、他人の協力は必要不可欠です。
なので、この名言に疑問を持つ方は少ないと思います。
でも、一つだけ捉え違いをしてはいけないことがあります。
それは、協力と依存は違う、協力と頼り切ることは違うということです。
あの人は全然協力してくれない、という愚痴があります。
でも、その前に、自分自身に確認しなければならないことがあります。
じゃあ自分はその人に協力しているのか、その人を助けているのか、ということです。
そこを勘違いしてはいけませんし、協力は、求めるのではなく、自分からする事が、互いの協力に繋がっていくものだと思います。
最初から協力をあてにしてはいけないっていうのも肝心だと思います。
おはようございます。
このコロナ禍、仕事は低調ですが、仕事を続けていれば何かしら問題は出てきます。
先日あった問題をお話しします。
私の勤務先はモノを作っている製造工場(本社は商社機能)です。
その為、材料を買って、加工をし、お客さんへ納品するというのが簡単な一連の流れです。
本日の話は「材料を買う」、購買での出来事で、とあるサプライヤー(供給先)の対応の話です。
そこは、価格は安いものの品質と納期に問題の多い先で、インドネシアに拠点のあるインドの財閥系の会社、もちろん担当もインド人です。
余談ですが、この財閥系の会社、ガンディーの独立運動を財政的に支援した一家で、ガンディーが最後に暗殺された場所もその一家の庭という何やら歴史を感じさせる財閥です。
当初は価格の安さと取り扱っている材料が多い事からウチの主要サプライヤーでしたが、材料の品質不良による自社商品の不良率と納期トラブルによる生産ストップ、そして材料の納期遅れに備える為に在庫過多という状態に弊社が陥っていた為、これなら価格が高くても品質も納期対応も良い他のサプライヤーにと、サプライヤーの切り替えを内々で進めていきました。
品質トラブル時のクレーム対応も、いつも先延ばしでクレーム処理に半年も掛かるような先で、改善依頼をしても「その問題は既に解決した、再発は無い」と言い張り、再発、そして「その問題は既に解決した、再発は無い」とまた言い張り、再発、その繰り返し、そして担当のインド人は満面の笑みでこう言います「その問題は既に解決した。他にも新たな商品(材料)を買わないか?ニュービジネスを構築しよう」と。
これだけの問題を起こしておきながら、新たな商品(材料)を提案してくる姿には脱帽で、日本人同士の仕事ならまずありません。
そんな中、今年の1月、弊社の購買量が減ったのを機に、インド本社の総括部長?的な人を引き連れ、ウチにやってきました。
要するに、お偉いさんが「ギブミーワンモアチャンス」と言いに来たのです。
サプライヤーの変更を進めていても、ウチとしては痛いのは、ここを完全には切れない、このサプライヤーしか取り扱っていない材料もあるので、反対にウチが切られたらマズい、そんな状況でした。
問題を起こしていたのは先方も承知済みで、高圧的な態度はなかったのですが、そのインド人総括部長の「ギブミーワンモアチャンス」という提案には折れるしかありませんでした。
私の中では、この提案を断れば、ウチが切られるかもしれないと思ったからです。
そこで、とある材料を再度そのサプライヤーへ戻したのが今年の2月、納品は4月の予定でした。
今年の2月、3月はまさに新型コロナウイルスがどうなっていくかという時期でしたよね。
そこで納品を間近に控えた4月、問題が起こります。
深夜にそのサプライヤーから一通のメールが入ってきました。
「新型コロナウイルス感染拡大防止の為、明日から弊社(サプライヤー)は工場の生産をストップさせます」と。
マジか。。。と絶句、それでもいくつか出荷出来るものはあるだろうと、出社後、状況を尋ねると、工場を止めており、その商品も全て仕掛かり中で出荷出来ない、いつ出荷出来るかもわからないとのことでした。
仕掛かり途中の状態を確認すると、ほぼ出来上がって半製品の状態だったので、ウチの設備をフルに使えば何とかなる(ややこしいので省略)、その半製品の状態で出して欲しいと依頼をしたところの回答が「これは~という形で出荷する予定の商品として管理していますので、半製品では出せません」とのこと。
またもや絶句です。
そこで深夜のメールを思い出しました、「このコロナ禍でもあなたとあなたの家族に問題が無いことを祈っています」と、すまないが、あなたの祈りは全く必要ない、必要なのは商品(材料)だけだ。
結論として、旧サプライヤーに事情を話し、急遽、同じ商品(材料)を生産してもらい、事なきを得たのでした。
そしてそのサプライヤーも結局1カ月程度で工場稼働を再開させたので、そのサプライヤーからの納入と、旧サプライヤーでの代替生産品が納入され、弊社は当初の2倍の数量が納入された次第です。
しかし、奇跡的に顧客の引き取り量が増え、過剰在庫にもならずに済みました。
これで、めでたしめでたし、なのですが、もちろん、私の心の中には、もう二度とあそこから買うかと、再度、必要最低限のみの取引に留めた次第でした。
これが5月の話です。
そして、長かったですが、ここからが直近の話です。
と、ここまで書いたのですが、話が長くなってしまいましたので、明日のブログに続きを書きます。
大した結末ではありませんが、明日も宜しくお願いします。
こちらが続き、翌日の記事です(2020.9.9追記)
スポンサーリンク
ブログランキングに登録してます。
応援宜しくお願いします。