銀行家というのは、
太陽が照っているときに自分の傘を差し出して、
雨が降り始めるやいなや、それを返せと言うような奴だ。
byマーク・トウェイン(作家)
作家であるマーク・トウェイン氏の名言です。
マーク・トウェイン氏の名言は何度か紹介していますね。
本日の名言ですが、どこかで聞いたことありませんか。
そうです(?)、半沢直樹にも出てくる言葉です。
ドラマの中では「銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」と出てきます。
このドラマの中の言葉は松下幸之助の名言を引用しているというのですが、それがまた面白いですよね。
なぜなら、マーク・トウェイン氏も松下幸之助さんも同じことを言っているからです。
最近、毎週月曜日は半沢直樹の名言を紹介していましたが、昨日は第八話の放送がありませんでしたので、この名言を紹介しようと思った次第です。
昨日の半沢直樹特集の生放送も面白かったですが(笑)。
さて本日の名言ですが、意味は何となくイメージが出来るかと思います。
私自身、銀行の業務に詳しくはありませんが、銀行はお金を企業に貸して金利を儲けとしています。
その為、銀行は企業にお金を貸したいのですが、大前提にあるのがちゃんと返却してくれるかどうかということです。
どれだけお金を貸しても、お金が戻ってこなければ元も子もないですからね。
従って、戻ってくる可能性が高いときは貸したがるけど、戻ってくる可能性が低いときは、貸したくありません。
この名言の傘はもちろん、お金です。
そして、戻ってくる可能性が高い=企業の業績が良いとき=太陽が照っている、戻ってくる可能性が低い=企業の業績が悪いとき=雨が降っている、ですよね。
このことから銀行は、太陽が照っているときに傘を差し出し、雨が降り始めれば傘を取り上げると言われるんですね。
おはようございます。
先日のニュース記事にて、現在コロナ過で、日本の家庭の貯蓄率が高水準だと知りました。
まぁこんな時ですから、そりゃ入ってくるものが同じであれば、結果的に貯まるでしょう。
でも、この記事で気になったのは、「新型コロナウイルス感染症による不況に身構えた消費者が財布のひもを締め、上昇につながった」という記載です。
確かに、理由の一つかもしれませんが、それが一番ではないでしょう。
最も大きな理由は、コロナ禍で外食機会の減少とレジャーや趣味に使うお金が減ったからではないでしょうか。
お金を貯める行為は結果的には生活防衛となるでしょうが、生活防衛のためにお金を貯めた、というよりも外食する機会を含め、外に出にくい時期で、お金を使う機会が減っただけだと思います。
それともう1点、「新型コロナウイルス感染症による不況に身構えた消費者」とありますが、さすがにこの1~3月期で、そこまで消費者が考えていたのかどうか、ということですね。
そこまで考えていた消費者はいなかったでしょう。
ただ、1~3月期で既にこのような状況ですから、4~6月期はさらに高い貯蓄率だったんじゃないかと思います。
コロナ禍で、生活困窮の話題ばかりが目につきますが、この状況下で好調な企業もあり、あまり影響のない会社もまたあります。
そんな中で貯蓄率がこれほど高い状況ですから、そりゃ、金融市場にお金は流れますよね。
このコロナ禍で金融市場を眺め、気付いたことがあります。
投資について、「経済に投資」とよく言われていましたが、このコロナ禍で株価は実体経済を反映しないということが分かりました。
ということは、実際には経済に投資をしているわけではないんですよね。
もちろん、自分のお金が増えれば嬉しいでしょうから、理由は何でも良いんです、ただ、言うなればマネーゲームに投資をしている、このマネーゲーム参入者が将来もっと増える、という点に投資をしているのだと思います。
マネーゲーム参入者がもっと増えるというのは、裏を返せば、貧富の差がもっと広がるということですから、そう考えるとちょっとなぁと思うのが最近の私です。
投資だ、資産形成だと言いながらも、貧富の差が広がれば広がるほど、自分にとってメリットのある状態というのは、うーん、気持ちとしてはなんか複雑ですよね。
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