自分の心を支配できぬものに限って、
とかく隣人の意思を支配したがるものだ。
byゲーテ(詩人・小説家)
ゲーテの名言です。
この名言は、自分の心をうまくコントロールできない人に限って、他人(他人の意思)をコントロールしたがるという意味です。
世の中の大抵の問題は、その問題を自分がどう捉えるか、どう受け入れるかが大事であることが多いです。
辛い事、悲しい事、悔しい事、大変な事、厄介な事、そして反対に、嬉しい事、楽しい事、面白い事、感動する事。。。
これらは、単に、ある出来事を自分がどう捉えたかに過ぎません。
辛い事や悲しい事というものは存在せず、ある事が起こって、それを自分が辛い、悲しいと思うだけ、同様に嬉しい事や楽しい事というものも存在せず、それを自分が嬉しい、楽しいと思うだけです。
自分の心のコントロールの仕方次第だと思います。
ゲーテは、その自分の心のコントロールがうまく出来ていない人に限って、他人をコントロールしようとする、原因は他人やその出来事にあると決めつけてしまうと言いたいのではないでしょうか。
もちろん、何でもかんでも自分の心のせいにするというのは間違っています。
時として環境を変えるということも大切なことだからです。
しかし、本日のゲーテの名言から分かる通り、自分の心を上手くコントロールできない人に限って、他人を変えようとするというのは、的を得ていると思います。
おはようございます。
私の好きなテニスがツアーを再開し、全米オープンが8月31日より無観客で開催されています。
そして、無観客開催という点に加え、この新型コロナウイルスが影響し、ゲームの進行が少し変わりました。
まず、ラインズマン(ボールがインかアウトかを判定する人【線審】)がいません。
正確には、2つの大きなコートにはいますが、それ以外のコートにはいません。
じゃあ誰がボールのインやアウトを判定しているのか。
答えはホークアイという名のコンピューター映像処理システムです。
ホークアイというのは、聞いたことがある方もいるかもしれません、従来(2006年~)から使われていました。
しかし、従来の使い方と今大会で違うのは、ホークアイはホークアイでも、今大会はホークアイ・ライブというものが使われています。
下記がホークアイの元々の使われ方です。
テニスでは、本システムを利用して審判の判定に異議を申し立てることを「チャレンジ」(challenge) と呼ぶ。選手は1セットにつき3回までチャレンジを行う権利を持つ。チャレンジにより、ボールの軌道、接地箇所、および判定結果が場内のスクリーンに映され、またテレビなどの放送でも利用される。システムの判定結果が選手の判断通り審判と異なっていた場合は、チャレンジを行える回数が保持され、審判の判定通りであった場合は回数が1回減る。
引用:Wikipedia
線審が「アウト!」と判定したけども、選手が「入っていたんじゃないか?」と思ったときにチャレンジをして、そこでホークアイの映像が会場に映し出され、インかアウトかを判定します、あくまで選手が「チャレンジ!」と言ったときのみに使われていました。
今大会からこれが試合中の全ポイントに使用され、自動的に判定がコールされる(もしくは主審がホークアイを確認してコール)ようになっています。
賛否はあるかと思いますが、このホークアイには正確性がありますので、インかアウトかの誤審はなくなったとも言えるでしょう。
ただ、ボールはラインに少しでもかかっていれば当然、イン判定になるので、選手も首をかしげるコールがあります。
例えばこんな例です。
出典:https://www.realclearscience.com/blog/2011/08/how-the-heck-does-hawk-eye-work.html
確かにボールは線に掛かっていますが、これを「アウト!」と言ったラインズマンに非は無いように思います、肉眼ですし、サーブは時速200キロを超えることも多いです。
ただ、こういったギリギリのところを含め、このシステムが選手にとっては公平であることには変わりありませんので、このコロナによってホークアイ・ライブがテニス大会のスタンダードになるのかもしれませんね。
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