悲しみが来るときは、単騎ではやってこない。
かならず軍団で押し寄せる。
byシェイクスピア(劇作家)
シェイクスピアの名言です。
海外の名言で表現が面白いと思うものは、翻訳が上手くされていたりというのも理由の一つです。
本日の名言は、英文ですと、こう書かれることが多いようです。
"When sorrows come, they come not single spies, but in battalions"
注目は"single spies"と"battalions"、シングルスパイとバタリオン。
この文言を単騎と軍団に置き換えているんですね。
訳し方は他に、こんなのもあったりします。
悲しみがやってくるときは、斥候ひとりでは来ず、大挙してやってくる。
悲しみというものは単独ではやってこない、 必ず大挙して押し寄せてくる。
日本語の言葉や名言はほとんど一つしかありませんが、海外の言葉や名言は訳し方が違う場合があって面白いです。
ただ、時に、誰が訳したんだと思うほど、うまい表現もあるのは確かです。
前置きが長くなってしまいましたが、本日の名言の紹介です。
悲しいことは重なる、という意味ですね。
悲しかったり辛いことは重なることが多いかもしれません、どうしてこんな時に限って?なんであれもこれも?と思うことは確かにあります。
ただ、これはマーフィーの法則に近いことかもしれません。
マーフィーの法則はいろいろと諸説があるのですが、有名な例として下記のようなものがあります。
洗車しはじめると雨が降る。雨が降って欲しくて洗車する場合を除いて。
落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する。
このマーフィーの法則は、いろいろと解釈の仕方があるのですが、私は、人生とはそんなものだ、という風に捉えています。
99%成功するけど、失敗するとしたら1%のアレだな、と思っていれば、その1%のアレが実際に起こり、失敗します。
人生そんなものだと思います、むしろ、そういった事例が強烈に印象に残るので、実際の頻度よりも多いと人は思ってしまうのかもしれません。
本日の名言も、悲しみは軍団で押し寄せる、とありますが、実際は単騎でやってくることもあります。
しかし、悲しい事や辛いことがあると、そういう時に限って重なる気がするんですよね。
大事なのは最悪を想定しておくことだと思います。
本日の名言で、悲しみは単騎では無く、軍団でやってくるものだと最初から思っていれば、実際にそうなったとき「やっぱりな」と思うことが出来るかもしれません。
心への受け入れ方次第ですが、最悪の場合を想定しておくのは悪いことではないと私は思います。
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