「勝つ意欲」はたいして重要ではない。
そんなものは、誰でも持ちあわせている。
重要なのは、勝つために準備する意欲である。
byボビー・ナイト(バスケットボールコーチ)
バスケットボールの指導者であるボビー・ナイト氏の名言です。
ボビー・ナイト氏はアメリカの男子バスケットボール界のレジェンド的な指導者です。
なぜ有名か、それはもちろん、コーチしたチームの成績が素晴らしかったからですね。
ボビー・ナイト氏の指導は厳しいトレーニングを課すことで有名で、その指導内容に、一部では非難の声もあったようですが、それでも自然とボビー・ナイト氏の元には優秀な選手が集まったそうです。
多くの選手が、指導が厳しいと言われるボビー・ナイト氏から教えを受けたいと集まってきたのです。
もちろん、成績が良いチームに入りたい、すなわちその成績の良いチームを率いているコーチの元で、と思うのは自然な事なのですが、一部で非難が上がるようなスパルタコーチの元には出来るだけ行きたくないというのが本音でしょう。
しかし、選手は集まってきた、なぜか。
おそらく指導を受けた選手がボビー・ナイト氏のことを決して悪くは言わなかったからです。
仕事でもそうですが、自分のことを考えてくれている、仕事のことを真剣に考えている人から、厳しい指導を受けても、悪いようには捉えないものです。
反対にそれが、自分の事しか考えていないような指導、例えば社内で自分の評価が下がるから指導している、もしくは個人的な感情で叱ってくる人、そういった人には良い感情を持ちません。
ボビー・ナイト氏のコーチングは厳しかったそうですが、おそらくそういった考えや想いがちゃんと選手に伝わっていたのでしょう。
本日の名言は、そんな経歴を持つボビー・ナイト氏の名言です。
勝つ意欲は誰でも持っているが、勝つために準備をする意欲を持っているものは少ない、すなわち、勝つために準備する意欲を持っているかどうかが重要、と言っています。
勝つ意欲は確かに誰でも持っていると言えるでしょう、勝つか負けるか、どちらが良いかといえば勝ちたいに決まっています。
でも、勝つために準備をする人は少数です。
準備をするかしないか、これも勝つ意欲に含まれているかもしれませんね、何としても勝ちたいと思えば、勝つために準備だってするでしょう。
この名言はバスケットボールのゲームと選手に例えたものですが、日々の生活でも同じ事かと私は思いました。
例えば、仕事で成功したいと思えば、成功するためにはどうしたらよいのか準備をすることが大切、幸せな人生を送りたいと思えば、幸せな人生を送るための準備をすることが大切です。
希望はあっても、希望を叶えるための準備をする人は少ない、確かにこれは重要なところを突いていると思います。
話はまたスポーツに戻りますが、現在メジャーリーグのシカゴ・カブスで活躍するダルビッシュ有選手は勝つための準備がすごいです。
特に食事に関する考え方は有名です。
こんなことを言っています。
「まずくても体に良いものは食べるし、逆に美味しくても体に悪いものは絶対食べない。」
そして毎朝飲むコーヒーについては、カフェインを入れて血流を良くすることで有酸素運動の効果がUPし、脂肪燃焼を促す為に飲んでいると言っています。
ここまで徹底されています。
なかなか、出来ないことですよね。
食事論が正しいのかどうか、ということではなく、そこまで野球の事を考えているということがすごいですね。
誰でも試合には勝ちたい、そこは同じ、でも、勝つために準備をする人はそのうちの一握りなのかもしれません。
そして最後に、ダルビッシュ有選手が、なぜそこまでストイックに頑張るのかと聞かれて答えたのがこちらです。
こういうところで差をつけていくしかない。
メジャーの選手は身体も強くて小さい頃からトレーニングもしてて。
僕なんてもともと細かったし頭で勝負するしかない。
そいつらと同じレベルならいいんだろうけど勝つにはこういうことをやらないと。
例えば、すごい才能があるのにケガでダメだったという人はざらにいるけど、もともと生まれて障害を持ってて野球をやりたいけど出来ない人も絶対いるわけですよ。
僕はそれに気付いてからこういうことをやるようになってて、その人たちがもし出来たら、こういうことをすると思う。
全部を懸けてやる。
それだけ想いが強いから。
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