初めてリーダーになった人へ。
リーダーになる前、成功とは、自分自身を成長させることだった。
あなたが達成したこと。
あなたの業績。
リーダーになると、成功とは「他人を成長させること」になる。
あなたの下で働く人たちをそれまで以上に賢く、大きく、大胆にさせることだ。
個人としてあなたのすべきことは、チームを育てサポートし、彼らの自信をつけさせること。
それ以外は何もない。
リーダーの成功はあなたが毎日何をするかではなく、
あなたのチームが輝かしい業績を上げるかどうかで決まってくる。
byジャック・ウェルチ(実業家・ゼネラル・元エレクトリックCEO)
実業家であるジャック・ウェルチ氏の名言です。
はっとさせられる言葉とは違うかもしれませんね。
最近よく思わされる事でしたので、名言として紹介させていただきました。
これと正反対のことを平然としている上司が多いという意味で、なんですが。。。
最近は仕事やビジネスに通ずる名言の紹介が多いかもしれません。
ま、それほど本業の仕事で悩んでいるんだと思っていただければ(笑)。
本日の名言ですが、まさにリーダーの仕事とはその通りで、どのビジネス書を読んでもリーダーの仕事はチームを育てること、他人を育てること、それに尽きると書いてあります。
どこにも、リーダーは自分よがりで自分の成功のみを考えろなんて書いてありません。
他人を育てろ、チームとして結果を出せ、と書いてあります。
管理職だったら当然だ、という声も聞こえてきそうですが、ではなぜ、個人の結果を優先せずに、チームを育てることに意味があるのか、そこを考えていきます。
個人が頑張る事には限界があります。
例えば、どのような業界でも一日の顧客訪問数には限度があります。
訪問や商談に要する時間は業界によっても多少違うでしょうから、一概には言えませんが、1人で1日に100件の顧客訪問はまず出来ないですよね。
顧客訪問数と成績は直結しないかもしれませんが、例えば一人で月当たり1000万の売り上げがベースの会社に勤めていたとします。
この場合、相場としては出来る営業マンは1500万とし、飛び抜けて出来ても2000万ぐらいとしましょう。
そこで2000万の売上を持つ飛び抜けて出来る営業マンがそのまま昇進し、管理職となり、10人の部下を持ちます、そして10人の部下はそれぞれ1000万の売り上げで現状頭打ちとなっており、部としては月当たり1億円(10人 x 1000万)の売上と仮定します。
そこへ出来る営業マンが管理職として入ったもののチームを育てずに営業に専念していれば、売上は従来の1億円プラスその営業マンの2000万が足され、1億2000万がチームの成績となります。
チームを育てなければ、そこで頭打ちです。
しかし、チームを育てればどうなるでしょうか。
チームに仕事を教え、働きやすい環境をつくり、部下が力を発揮しやすい環境を作ることで、部下が今の2割も売上をアップさせれば、自分が営業せずとも10人 x 1200万で1億2000万となり、更に部下育成と環境作りに尽力し、部下が今までの5割以上成績をアップさせれば、10人で1億5000万となります。
そして部の成績が良ければ、部下も増えていきますので、それこそ売上は部下の人数に比例して無限に大きくなります。
1億2000万で頭打ちの部が1億5000万まで延び、部下が増えて更に数字は伸び、2億、3億でも可能となります。
そう考えた場合、1億2000万で頭打ちのチームで育成に特化すれば、それが青天井に延びていく、だからこそ、管理職というのは非常に大切で、管理職になったからには、チームの結果を優先しろと言うのだと思います。
管理職だからチームを育てるのではなく、チームを育てるには人が必要、だから管理職というポストを作ったと、逆の視点で管理職を考えれば、チームを育てる仕事の重要性が分かると思うのですが、今の日本の会社は、管理職だからという視点のみで仕事を見過ぎな気がします。
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