貯金をすることで、
あらゆる習慣のなかで最も大切な倹約という習慣を身につけられる。
倹約は資産作りの名人だ。
倹約は財産を生み出すだけでなく、人格をも育てる。
byアンドリュー・カーネギー(実業家)
「貯金が好きです」と答えると、あんまり良いイメージを持たれませんね。
ですが、貯金をするというのは良い習慣だと思いますし、以前は浪費家でしたが、今の私はどちらかと言えば人より貯金をする方です。
「お金は使わないと意味がない」「お金は墓場まで持っていけない」とよく聞きますし、確かにそれは事実ではありますが、お金をとりあえず持っておく、そして何かあったときにいつでも使えるようにしておく、ということは大事なことだと思います。
お金を持っておくと心に余裕が生まれますし、いざ何かあったときでも大丈夫と思え、余計な心配が無くなり、人生をお金に支配されることも無くなります。
私が働く中で一番感じたのが、お金を持っていれば仕事を辞めても何とかなるという精神です、そう思っておくだけで仕事に対する捉え方も変わりました。
上司や社内の評判に神経質にならず、解雇も怖くなくなりました。
本日の名言の中で、貯金をすれば倹約という習慣を身につけられるとあります。
単純に収入が増えれば倹約せずに貯金出来ると思われる方もいますが、一部のスポーツ選手や芸能の方を除き、収入が増えても貯金は出来ません。
貯金に倹約は付きものなんです。
なぜなら、人はお金が手に入れば、入ったなりに使ってしまうものですので、収入と貯金額は意外にも比例しないものなんですよね。
従って貯金をしている人は倹約をしている人と言えるかと思います。
収入アップは貯金に繋がらず、貯金が多い人は倹約しているという事実は、下記の本に詳しく書かれています。
この本は私が倹約に目覚めたきっかけでもありますので、興味のある方は是非。
本の紹介で話がそれましたが、本日の名言の中の「貯金という習慣は倹約という習慣を身につける」という理由はご理解いただけたかと思います。
そして最後に「倹約は人格をも育てる」とありますが、それはなぜでしょうか。
それはお金を使う際の基準が変わるからだと思います。
以前の私はお金を使う際、「欲しいか欲しくない」か「したいかしたくないか」が基準でしたが、倹約を心掛けるにつれ、その基準が「必要か必要ではないか」へ変わっていきました。
なぜお金を使う際に、必要か必要ではないかに変わったかと言いますと、そう考えないと倹約出来ないからです。
また倹約を習慣にしていれば、浪費をしたことにも自ら気付くことが出来ます。
時には「欲しい」とか「したい」という欲求から浪費をしても良いと思います、バランスが大切ですので、浪費を浪費と捉えてさえすれば良いと思います、「今日は贅沢してしまったなぁ」の感覚です。
浪費を無駄にしないのは、浪費を浪費と知り、思う存分気持ちを発散することに尽きます。
お金というのは生きていく中では重要なものではありませんが、必要なものです。
お金を使うという行為は人生の土台となるものですので、生活の中で何にお金を使うかというのは、人生の中で何を大切にするのかとも言い換えられます。
「したい」「欲しい」という気持ちを大切にするのか、「必要」という気持ちを大切にするのか、ということですね。
このように貯金という習慣は、倹約により資産という心の余裕を生むのと同時に、自分には何が必要で何が必要ではないかを絶えず問いながら人格を形成させていくことが出来ます。
しかも貯金が好きになれば、好きで貯金をしているのですから、ストレスなく、心の余裕をつくり、ストレスなく人格を形成していくという、言ってしまえば最強の状態です。
そして貯金を続けることにより、お金を使って得られるものの中に、自分に必要なものはそう多くないと気付き、お金で得られる喜びよりももっと大きな喜びを見つけることにも繋がっていくのではないか、というのが私の考えです。
幸せはお金で買えないということにも貯金によって気付くことが出来ますし、幸せはお金で買えないと思って幸せを大切にしている人こそ、お金に困っていない方が多いのではないでしょうか。
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