空はどんな人の上でも青いわ。
by映画「縮みゆく人間」
この言葉は映画「縮みゆく人間」の作中に出てくる言葉です。
この映画はとあることから肉体が縮んでいくという事態に直面したスコット・ケアリーという人物を主人公にした物語です。
1957年の映画ですので、今から60年以上も前の映画です。
一度機会があれば、見てみたいと思います。
本日の名言は、空はどんな人の上でも青い、ということですが、どういうことを意味しているのでしょうか。
解釈は人によって異なるかもしれませんが私なりの解釈でお伝え出来たらと思います。
世の中には不公平だと感じることが山ほどあります。
生まれた家、育った環境、自分の能力、そして運、言い出せばキリが無いですよね。
反対に前述した程ではないにしても、自分は恵まれているなと思ったことも今までに何度か感じたことはあったかと思います。
世の中は、良くも悪くも不公平だと思わせられる事例に溢れています。
しかし、忘れてはいけないのは、不公平ではなく公平なこともあるということです。
その日に見ている空に不公平はあるでしょうか。
恵まれた人が空を見上げれば緑、恵まれていない人が空を見上げれば赤、そんなことはないですよね。
誰が見ても空は青いです、晴れていれば誰が見ても晴れですし、雨が降っていれば、誰が見ても空は曇っていて雨が降っています。
しかし、世の中において公平なのは空の色だけでしょうか。
不公平だと思わせられる世の中にも公平なものは確かに存在しています。
そして、人生における一番大切な部分は空の青さと同様に公平であると私は考えています。
私が考える人生で一番大切で公平なもの、それは「幸せ」です。
幸せだと感じる心は公平です。
私はインドネシアに駐在しておりますが、日本人を基準とした給料が会社から支払われています。
現地で働くローカルの人たちとは、給料が文字通り桁が違います、2倍や3倍どころではありません。
住環境も雲泥の差です。
しかし、幸せを感じる心に変わりはありません。
間違っても彼らの幸せは、私の~分の一ではなく、むしろ私の方が幸せを感じていないのでは?と思わせられることが多々あります。
彼らの生活を見ていますと、申し訳ないけども私は恵まれているな、世の中は公平ではないなと思わせられますが、反対に幸せを感じる心は不公平ではないんだとも思わせられます。
不公平に嘆き、不公平にばかり目が行ってしまい、公平である大切なことに気付かずにいる人は多いと思います。
私がこちらで学んだ大切なことの一つです。
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