風の向きを変えることが出来ないなら、帆の向きを変えなければならない。
by西洋のことわざ
船に乗って航海を続けていく上では、どう頑張ったって風の向きを変えることは出来ません。
しかし、帆の向きは変えることが出来ます。
これは至極単純なことです、誰もが「そりゃそうだろう」と思うのではないでしょうか。
しかし、これはことわざですので、当然、航海のみに限ったことではなく、生きていく上でも言えることです。
その際に大切なのは、どの問題を風と捉え、どの問題を帆と捉えるか、です。
その問題を風と捉えてどうしたって変わらない問題だと思い諦め、帆だと考えている問題を必死で解決しようとする、この考え方に間違いはありませんが、ある人は逆に捉えている可能性だってあります。
風だと考えていたものは、実は帆だったり、帆だと思っていたものが風だと考えたり、ということです。
よく目にするのは、何だあの人はあーなんだ、こーなんだとぶつぶつ言う人がいます、しかし、それは明らかに風です、風の向きは変えられないのですから、他人の性格を変えることは出来ません。
これは最悪の例です、わかっていながら捉え直すことが出来ない、これでは時間と精神を無駄に浪費するだけです。
ただ、このように明らかな例もあるのですが、やはり判断の付きにくい問題の方が多いと思います。
しかし、判断が付きにくくても、途中で方向転換することは出来るかと思います。
帆の問題だと思って、いろいろと対処していくが一向に解決しない、その場合、もしかしたらこれは風の問題であってどうにもならないかもしれない、それだったら他に帆の問題だと思えることに対処してみよう、このようなスタンスででしたらハードルはぐっと下がります。
風だと思っていたのが実は帆だった、帆だと思っていたものが実は風だった、日々いろいろな問題にぶつかりますから、やはりトライ&エラーで経験を積み、問題が起こった際にそれは風なのか、帆の問題なのかを瞬時に対応できるようになっていきたいですね。
仕事の教訓として最も活かせそうなことわざです。
仕事において考えれば、それが風か帆なのか非常にわかりにくい事は多いです。
判断を間違えることもしばしばです。
本日のことわざは、風はダメなのでそれだったら帆の向きを変えようという意味でしかないので、その問題を風なのか、帆なのか、どちらか考える、これはことわざの意味を少し逸脱しているようにも感じますが、ことわざへの捉え方も様々、活かし方も様々です。
ことわざや名言を自分の中でうまく活用していけたら良いですよね。
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