はっとさせられる言葉たち

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やってみて「ダメだ」とわかった事と、初めから「ダメだ」と言われた事は違います。

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やってみて「ダメだ」とわかった事と、

初めから「ダメだ」と言われた事は違います。

byイチロー(元野球選手)

 

 

 

イチロー元選手の言葉を紹介するのは今回で3回目です。

この言葉に対して、「何で違うんだ?」と思われる方はいないと思いますが、なぜ違うのかを私なりの視点で解説したいと思います。

結論を申せば、前者はそれを失敗と捉え次回に活かすことが出来ますが、後者はそれを失敗と捉えず次回に活かすことが出来ないからだと思います。

失敗した、間違えたと思えば、人は当然なぜ失敗したか、なぜ間違えたか理由を探しますよね、身に染みて後悔していたら尚更、理由を探らない方はまずいないでしょう。

反対に人から「ダメだ」と言われ行動を起こさなかった場合、なぜ失敗するのか、なぜ間違えるのか、理由を探る人もいれば探らない人もいますし、探ったとしても自分自身に痛みはないので、その理由を身に染みて理解することもないでしょう。

イチロー元選手で言えば、メジャーでの肉体改造なんかもそうでしょう。

一般的に筋肉を付ければパワーが上がりますので、イチロー元選手も春のキャンプで筋肉を付け、シーズンに入ったのですが、シーズン序盤は思うような成績が残せなかった時があったそうです。

シーズンが進めば、春のキャンプと比べて筋トレなどに費やす時間が減り、イチロー元選手の体からは筋肉が減っていったそうですが、逆に成績は上がっていったそうです。

そのことから、イチロー元選手は過度に筋肉を付けずに自分の体のバランスを考えてトレーニングすることが何より大切だと学んだそうです。

この場合、周りから「過度に筋肉を付けるな」と言われた場合、理由を身に染みて理解することが出来るでしょうか。

出来ないですよね、自分の中で理解出来ていないからこそ、自分の体のバランスに合わせてトレーニングしていても、どこか疑問を感じながらもとトレーニングをするわけです。

一方、自分でダメだとわかった方はどうでしょうか、疑問を感じずに必死にトレーニングに励み、トレーニングの最中でも、もっと効率の良い方法は無いかと試行錯誤もしていくと思います。

同じ「ダメだ」でも、全く違いますよね。

勿論、自分で「ダメだ」とわかったということは、何かの損を被っているわけです。

従って自分が上司であれば、部下の取り組みに対して、「ダメだ」と助言せずにあえて失敗させて勉強させることも有用でしょうが、会社の被る損が大きければ、勉強させずに「ダメだ」と言って辞めさせることも重要な判断だと思います。

そういった点は注意が必要ですが、本日のイチロー元選手が言う意味はご理解いただけたかと思います。

余談となりますが、イチロー元選手のトレーニング論で言われた一種の名言が「トラとかライオンはウエイトトレーニングなんかしない」です。

確かにトラとかライオンはトレーニングしませんよね。

 

 

 

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