何事であれ最終的には自分で考える覚悟がないと、
情報の山に埋もれるだけである。
by羽生善治(棋士)
現代は情報に溢れています。
昔は人伝に聞いたり、書物を読んだりすることでしか情報は入ってきませんでしたが、今はパソコンがあります、スマホがあります。
気になることがあれば瞬時に情報を得ることが可能な時代です。
しかし、情報が溢れれば溢れるほど、無益な情報や信頼できない情報も増えてきます。
ネットのニュースやコメント、ブログ記事は発信する手間が格段に低いですし、それほど大きな責任も負いませんので、現代は誤った情報が多く出回りやすいとも言えます。
従って、多い情報を自分の中で選別し、有益な情報と無益な情報、信頼できる情報と信頼できない情報等に分けていき、自分の中にうまく落とし込むことが必要です。
ただ、数ある情報からそれぞれを選別していく過程は疲れることでもあり、疲れ切って投げやりに判断してしまう可能性もあります。
集中できずに良くない形で自分の中へ落とし込んでしまう可能性もあります。
そうなってしまえば情報が少ない方が良いようにも思えますが、情報が少なければ、選別する手間も減りますが、有益な情報、信頼できる情報も少なくなりますので、これも良くはありません。
情報自体を遮断しても生活できる境遇になれば良いかもしれませんが、実際問題そこまでの境遇になることが出来るのはほんの一握りでしょうし、その境遇になるまでには前述した「情報を選別し自分の中へうまく落とし込む力」が間違いなく必要となってくるでしょう。
また現代は特別に何かをしていなくても情報が入ってきてしまう時代です。
入ってくる情報を良い情報のみにすることは出来ません。
そのような中でどう生き抜いていくかを考えれば、やはり、疲れるけれども情報を選別し、自分の中にうまく落とし込んでいくしかありません。
ではその力をどう会得すべきかと問われれば、まずは溢れている情報に身を委ねることです。
情報に触れれば触れるほど、情報を選別出来るようになります。
情報を選別出来るようになれば、次には情報を選別するまでの過程がどんどん楽になり、一つ一つの判断が早まり、情報の選別にかける労力がぐっと減ります。
後は選別された情報を自分の中に落とし込むことが大切なのですが、プラスアルファとしてこの際に役立つのが無益で情報や信頼できない情報です。
無益で信頼できな情報が出回ることにも理由がありますので、なぜこれに関して無益で信頼できない情報が多く出回っているのか、そこまで考えると更に良いかと思います。
再度言いますが、一番最初に始めることはどんどん自分の中に情報を入れることです。
何もしなくても入ってくるスマホからの情報は現代人にとって既に十分です。
本を読みましょう。
本を出版する際、著者や出版社はその情報に誤りが無いかを確認していますので、簡単に発信できるネットの情報と比べ、情報は格段に良質です。
本も様々ですが、本は言ってみれば情報を売っています、有料の情報(本)と無料の情報(ネット)では、全てではありませんが有料の情報の方が良い場合が多いことは普通に考えればわかることです。
本よりネットの情報の方が有益で信頼できるということは聞いたことがありません。
ネットの情報で良い点は早さのみです。
私はインドネシアへ赴任し、通勤時間が長くなり、本を読む時間が格段に増えました。
インドネシア駐在を通し、多くの方からいろいろ経験積んで変わったなぁと言われることがありますが、その経験を有用にしてくれたものは間違いなく読書による情報収集が大きいと考えております。
駐在中に読んだ数百冊の書籍が自分の身に付いていると感じます。
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