チェスが終われば、
王様も歩兵も同じ箱に帰る。
byイタリアのことわざ
このことわざは短いですが、深い意味がありそうですよね。
チェスの駒は将棋の駒と同じようにそれぞれ動きと特徴が異なります。
チェスにはキング、クイーン、ルーク、ビショップ、ナイト、ポーンという6種類の駒があります。
将棋の駒が8種類ですので、2種類少ないのですが、種類の数は違えど、駒それぞれに役割があり、キングは将棋でいう「王将」で、相手のキングを取れば勝利ですし、自分のキングが取られれればゲーム終了です。
将棋で言う「王手!」とチェスで言う「チェックメイト!」の意味は一緒ですね。
ただ、将棋は相手の駒を取れば自分の持ち駒に出来るのですが、チェスは相手の駒を取っても持ち駒になりません。
そういった細かいルールは異なりますが、将棋もチェスも期限は古代インドのボードゲームからきていますので、ゲームの基軸は非常に似ています。
さて本日の名言です。
上記で書きました通りチェスには6種類の駒があり、それぞれ役割が異なります。
キング以外は相手に取られてもゲームは終了しませんが、キングを取られると負けてしまいます。
同様にゲーム内で一番弱く且つ駒数の多いポーンを取られるのと、強かったり特殊な動きが出来る駒数が少ないクイーン、ルーク、ビショップ、ナイトを取られるのでは、意味が違います。
ポーンにはプロモーションがありますので一概に言えませんが、ここでは割愛します。
本日の名言は、駒それぞれでどんな役割を持っていようが、どれだけ盤上を動き回って活躍しようが、ゲームが終われば同じ箱に同じように入るということです。
ゲーム内ではあれほど重みの違ったキングとポーン、でも、ゲームが終われば同じ箱に入るのです。
勿論、本日のことわざは、チェスに例えているだけ、ということは皆さんお分かりですよね。
このことわざは、人の事でも同じだと言い換えられます。
身分や立場は違えど人は人であって、そう大きな変わりはなく、どんなにお金持ちでも、どんなに権力を持っていようとも、死ねば同じように土の中で眠ります。
人間そう大差はないんだと思うと、細かな性格の違いにイラっとしたり怒れたりすることも何だか馬鹿らしく感じませんか?
この世をゲームと考え、それぞれ役割が異なるだけだと思えば、様々な不公平について思い悩むことも減るのではないでしょうか?
「あの世には金は持っていけない」「あの世には心しか持っていけない」とよく聞きますが、同じような意味だと思います。
本日のブログを書きながら、改めてことわざって良いなぁ面白いなぁと思いました。
やはり昔からずっと言われ続けているということは、誰しもがその意味するところに共感を持ち、且つ覚えやすい言葉だったのだと思います。
また機会があればいろいろなことわざも紹介していきたいと思います。
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