人間は、
たとえ相手が自分の一番関心のある目標に導いてくれる指導者であっても、
自分の気持ちを理解してくれない者には、ついて行かない。
byリンカーン(第16代アメリカ合衆国大統領)
リンカーンの名前はおそらく皆さん知っていると思います。
「人民の、人民による、人民のための政治」という名演説を一度は聞いたことがありますよね。
当時のアメリカは、南北で争い、黒人への差別も激しい時代でした。
そうした中、リンカーン大統領は、アメリカ合衆国南部で問題となっていた奴隷を解放する方針を打ち出しますが、南部側は反発します。
言うなれば、南部側はこのまま奴隷を使いたいということですね。
奴隷を使うことにより成り立っていた経済基盤もあったはずでしょうから、ひとえに南部側を奴隷を使っていた悪い奴らとは断定できないと思います。
一般認識は北側=奴隷解放を目指す良い集団、南側=奴隷を使い続けたい悪い集団となりがちですが、実際はそんなに単純なことであるはずがありません。
話がそれてしまいましたが、ともあれこの奴隷制度をどうするかが焦点となり南北戦争へ発展します。
そしてリンカーンはこの南北戦争に勝利し(北側として)、国家の分裂を収束に向かわせました。
本日の名言はそんなリンカーンの言葉です。
どうしたら人をまとめられるか、一つになれるのか、皆がついてきてくれるのか、そのような悩みを抱えていたんじゃないかと思われる言葉です。
リーダーとしてどう振る舞えば良いのか、と言っても良いかもしれません。
本日の名言を簡潔な言い方に変えると、言っていることややっていることは正しくても、相手のことを分かってやれないんじゃ誰もついてきてくれないよ、何を示すか、何をするかっていうことじゃなくて、人はやっぱり気持ちで動くんだよ、ということかと勝手に考えています。
仕事を通しても似たような事を感じるときがあるかと思います。
言っていることややっていることは正しいのに人望の無い人はいます。
反対に言っていることもやっていることも無茶苦茶なのに人望のある人もいます。
もちろん、言っていることもやっていることも無茶苦茶ですから、これはこれで困りますが、これは極端な例として挙げさせていただきました。
大切なのは、言っていることややっていることは二人ともあまり変わらないのに、一方は人望があり、一方は人望が無いようなことも往々にしてあるということです。
この違いは何だろうということですよね。
人は気持ちで動きます。
思いのほか気持ちで動きますと言った方が良いかもしれません。
しかし、この思いのほか、というのが最後の大切な一歩を後押しする重要なファクターのような気がしています。
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