一頭の羊に率いられた百頭の狼の群は、
一頭の狼に率いられた百頭の羊の群に敗れる
byナポレオン
またナポレオンの言葉です。
ナポレオンの言葉も3回目になるでしょうか。
この言葉、ちょっと極端な例えですけど、表現が面白いですよね。
実際には一頭の羊に率いられた百党の狼の群れが勝つかと思います。
羊と狼ですから、戦闘能力が違いすぎます(笑)
しかし、この名言では誰に「率いられた」かというのが肝です。
率いるものを上司に例えれば、羊は凡庸な上司、狼は非凡な上司となるかと思います。
群れを部下に例えれば、羊は凡庸な部下、狼は非凡な部下となります。
凡庸な上司の下に非凡な部下がいくら付いていても、非凡な上司に凡庸な部下がいる会社や部隊には勝てない、ということですよね。
これはナポレオンの「リーダー論」であるかと思います。
率いるものが、凡庸であるか、非凡であるかが最も結果に結びつく重要な要素だと言っています。
凡庸な上司は変わりようがありませんが、凡庸な部下というのは、非凡な上司が能力を探し、適材適所で能力を発揮させれば、部下は凡庸ではなくなります。
また凡庸な上司は非凡な能力を持った部下の力をうまく引き出すことが出来ず、かえって、凡庸な部下になってしまうことだってあるかと思います。
もちろん例外的なパターンで、凡庸な上司のもとに非凡な部下が集まり、その上司を盛り立て、成功する組織や部隊もあります。
しかし、そのような上司も非凡な部下が集まる人徳のようなものはあるわけですので、そういった意味から考えれば凡庸ではなくて非凡なのかもしれませんね。
仕事をしている中で新入社員が入ります。
私の会社では海外研修が定例化しており、入りたての新入社員を一人一人見ていますと、正直、最初の能力差はそれほどなくとも配置される部署により能力が伸びていく子、逆に能力があまり伸びない子とに分かれていくのを実感しています。
言うなれば、狼に率いられていくうちに、羊も自分が狼だと思うようになるのか、強くなるのかもしれません。
インドネシアに来て、何かと判断を仰がれる立場になり、日を追う毎に集団はリーダー次第だと考えるようになりました。
これはとてもシンプルなリーダー論ですが、羊と狼に例えているところが面白いです。
ナポレオンの言葉はいろいろと気付かされるのが多いのですが、随所にユーモアを感じます。
紹介していて面白い言葉ばかりですので、また紹介する機会もあると思いますので、お楽しみに。
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