子どもたちは、大人の話ではなく、
大人のあり方によって教えられる。
by カール・ユング(心理学者)
子どもにいくら言い聞かせても、実際のところ子どもは大人が何を言っているのかわかっていません。
大人が何を話しているか、何を言っているかではなく、大人のあり方によって学ぶと心理学者のカール・ユングは言っています。
大人のあり方をどう解釈するかですが、本日の名言は昔からよく言われる「子どもは親の背中を見て育つ」と解釈しても差し支え無さそうです。
ここでも「背中」をどう解釈するかなのですが、本日の名言では、子どもは「大人の話」によって教えられるのではない、昔からよく言われることわざでは、子どもが育つのは「親の背中を見て」であって、親の口や顔を見て、ということではないですよね。
大人が、親が、何を話すか、ではなく、何をしているか、どう物事に接しているか、に強く影響される(教えられる・育つ・学ぶ)ということではないでしょうか。
「背中」という表現もいいですよね、子どもと面と向かえば背中は見えません。
子どもと話したり、接していたりするときに子どもに見えているのは、親の口や顔ですよね。
でも子どもはそこから学ぶのではなく、親が後ろを向いている姿に影響される、すなわち背中を見て学ぶというのですから、すごく意味が深いですよね。
私には教師をしている友人がおり、その友人が言うのですが、やはり、この親にしてこの子ありというのをよく実感するそうです。
例外はもちろんあるかと思いますが、やはりそういった傾向は間違いなくあるということでした。
学業や日頃の素行に関してもそうで、両親の収入とも結びつくことが多いということも現代社会をよく表しているのかもしれません。
社長令嬢はわがままという構図はドラマで一般的で、こういったパターンも少なくないと思いますが、収入の多い親は遺産分与等の特殊ケースを除いて、努力を重ねてきた方が多いです。
子どもの教育の重要さもしっかりと認知している方が大半だと思います。
やはり子どもは親に影響されます。
学校に子どもの教育を押し付けるのではなく、自らの家庭を顧みることも非常に大切です。
それでも本日の名言「子どもたちは、大人の話ではなく、大人のあり方によって教えられる」、「子どもは親の背中を見て育つ」、世界や時代は異なるのに意味は同じことですよね。
世界や時代が違っても、人は人、考えることや思うことにそれほど大差はないのだと実感させられます。
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