誰を味方にしようなどと言うから間違うのだ。
みんな敵がいい。
by勝海舟
勝海舟は有名な方ですが、歴史小説の影響も大きいかと思います。
戦国時代と幕末は数多くの歴史小説が出版されていますから、勝海舟の名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
勝海舟の成した事は数多くありますが、有名なのは「江戸城無血開城」でしょう。
幕末、勝海舟は大政奉還後の戊辰戦争時に江戸を戦渦に巻き込まないように西郷隆盛と会談し、江戸での戦争を回避することに成功しました。
この功績が勝海舟を指すときによく言われますね。
そして本日の名言。
勝海舟は江戸城無血開城以外にも活躍されたと書きました。
勝海舟の出世は、提出した意見書が老中首座の阿部正弘に認められたことに始まります。
よっぽど頭が切れたのだと思います。
そこから幕末にかけて勝海舟は徳川幕府の内々のことを推し進めます。
当然、反対意見もあったでしょうし、今の時代よりも賄賂や派閥等の問題も多かったと察せられます。
本日の名言は、政治工作も駆使し、自分の考えることを推し進めていった勝海舟から出たものですので、なるほどと唸らせる内容です。
誰が味方かと考えるのではなく、そもそも皆が敵であり、その中でどう推し進めていくか、それをまず考えた方が余計なことに神経を使わなくても済むのだと思います。
この言葉から何となく当時の状況まで目に浮かびますよね。
権謀術数の世界で活路を見出した人ですから、何度もそう思わずにはいられない場面があったのでしょう。
勝海舟は幕末後の明治政府でも重用され、77歳で一生を終えます。
「これでおしまい」
亡くなる前に放ったこの言葉も有名です。
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