「私は君に対して率直に振る舞うことにした」
こんなことを言う人間は、
なんと腐った卑しい人間であることか。
いったい何がしたいのか。
口に出して言うべきことではない。
byマルクス・アウレリウス・アントニヌス(古代ローマ皇帝)
「いったい何がしたいのか」、これ的を得ていますよね。
ちなみにこの言葉は1800年以上前の言葉なんですが、現代でも同じようなことを口にされる方はいらっしゃいます。
「俺、お前に対しては、本音で喋るからな」と、時代は変われど、人の性質やコミュニケーションというものは同じなのですね。
これは、口に出して言うべきことではない、とありますが、この言葉の意図するところは、「そんなことをいう奴は信用できない」と捉えて良いと思います。
そもそも、こういうことを話すのは、相手の信頼を得たいからです。
この「私は君に対して率直に振る舞うことにした」って言われますと、じゃあ他の人に対しては率直に振る舞っていないの?嘘ついたりしながら付き合ってるの?と。
何だかスカッとする言葉ですよね。
昔の人もも今と変わらず、同じようなことを言い、同じような感情を持って生きていたとわかる言葉かと思います。
ちなみに私の一番嫌いな言葉はオジサン方が言われる「最近の若いやつは…」、これ昔からどんな年代でも言われている言葉です。
おはようございます。
最近気になったニュースですが、小藪さんがモデルで起用された厚生労働省のポスターがニュースになっています。
「ただただ不快」「不安をあおる」「患者にも家族にも配慮が無い」と言われています。
該当されるポスターを見られた方も多いかと思います。
本来の趣旨は、「人生の終末段階でどのような治療やケアを受けたいか事前に医師や家族と話し合っておく「人生会議」の普及・啓発」です。
私の考えとして、批判の全く無い意見や表現なんてないと思いますので、何をするにしても多少の批判は必ず起こります、ただ、このポスターの表現に関しては、もう少し注意すべきだったかなと思います。
それでも、このようにコメディチックに書いたのは、普段気にしていない人へも気にかけてもらうためだったのかもしれませんが、ちょっとこれは患者の方や家族の方への配慮が足りなさすぎると思われました。
それに、コメディチックに偏るあまり、何が言いたいのか、何の為に「人生会議」をするのかが曖昧です。
これでは気にかけた人も、「人生会議」というワードが残るだけでそれ以外に特に何も思うことは無いかと思います。
私自身、このような話にあまり知見はなく人生経験もまだまだ乏しい身ですが、終末期で意思疎通が困難になった時に備えて、事前に医師や家族と話し合っておくことは非常に大切なことだと思います。
しかし、このポスターでは……と思わずにいられませんでした。
何だかコメディ映画のようなポスターですしね、小藪さんが責任を感じることはないと思いますし、契約価格が4070万円ですとか、これに関してワーワー言い出すのは、完全な蛇足でしかありません。
制作側の言い分として「患者団体や有識者の意見を聞くなど、丁寧な対応をしておけばよかった」と書かれたニュース記事を読みましたが、それって当たり前のことじゃないですか?と思ってしまいました。
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