腹が立ったら、
何か言ったり、したりする前に十まで数えよ。
それでも怒りがおさまらなかったら百まで数えよ。
それでもダメなら千まで数えよ
byトーマス・ジェファーソン(第3代アメリカ大統領)
要は何があっても怒るなということなのですが、実は私は怒りっぽい性格です。
表に出さないだけでちょっとしたことでイラっとするタイプで、何かと考え込むタイプでもあります。
だからこそ、自分のマインドコントロールとして、上記の名言だけでなく、心を静める言葉というのは非常に役立っています。
怒るというのは指導したり、叱ったり、注意したりすることとは違い、感情に任せてしまっている状態です。
言うなれば理性が働いていない状態です。
私は常に、怒りたいと思ったときは、まず何が何でも堪えるように努力します。
理性が既に家出をし、感情が脳に居座ってしまっているので、理性で解決しようとするのではなく、何が何でも堪える、「こ・ら・え・ろ」と何度も言い聞かすことが重要です。
堪えて堪えて少し冷静になり始めても、5分おき、10分おきにまた怒りが蒸し返してきます。
その時は、仮に怒りに任せた場合、状況はどう変わるかをまず考えることにしています。
思い込みの要素も最初は多分にありますが、怒っても状況は決して良くならないと最終的にわかってくるはずです。
怒った場合もしくは怒りに任せて何かをした場合、相手との信頼関係は無に帰します。
怒れば相手から好かれるのか、相手とより一層良い関係を築いていけるのか、相手が変わってくれるのか、答えは間違いなくノーです。
怒る事によって得られるものは、一時的な自分のストレス発散でしかありません。
冷静になれば、怒らずして相手に何かを伝えることもできるはずです。
仕事について考えてみれば、この人と仕事することはないと完全に言い切れるでしょうか、社内の上司、部下、同僚は間違いなく当てはまりません。
怒ることで、相手からの援助は一切無くなりますし、相手だけでなく、人伝に噂となって広がれば被害はさらに甚大です、誤解される可能性も出てきます。
一時的なストレス発散の為に、この被害を被るのは全く得策ではありません。
友人関係の場合、もう会うことはなくなり、どこかに遊びに行くこともなくなりますが、他に似たような友人(失礼な言い方ですが)が大勢いると考えれば、大した影響はないかもしれまれません、でも、あくまで怒るのは一時的なストレス発散でしかないと考えれば、メリットはほとんどありません。
怒って良かった、怒られて嬉しかったということは、過去にありますか?
私はありません、伝えてよかったと思うことはあっても、怒りに任せて何か言った、何かしたときに良い結果が得られたことはありませんでした。
何事にも例外はありますが、怒ることで得られるものは一時的なストレス発散のみで、怒った事で更なるストレスを生む火種ともなりうるわけですので、ストレス発散をするのであれば、何か別のことをした方が間違いなく得策です。
おはようございます。
今日の名言へのコメントも長くなってしまいました。
コメントの中で私はちょっとのことでイラっとするタイプだと書きましたので、その流れの中で本を紹介します。
この本は、マインドコントロールに非常に役立ちました。
何といっても題名です、このフレーズを頭の中に常に置いておけば、かなり助けてくれます。
名言へのコメントに「こ・ら・え・ろ」と書きましたが、仕事で何かあると、ずっとこの本の題名を心の中で唱え続けるようにします。
イラっとしたらまた唱える、それを繰り返すようにしていますが、この方法は非常に利きました。
本の内容的には、どうでしょうか、最初の方は面白く読めたのですが、最後の方は何か付け足しになっている感じがしないでもないです。
厚さのわりに文章量も少ないです。
ただ本当にこの題名のフレーズだけでも、私は買ってよかったと思っています。
家の本棚に置いてあるだけで心が鎮まります、マジです。
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